黒子の短編集(仮)

大好き 高尾和成 ページ42

コンコン、部屋にノックが響く
「お邪魔しまーす」
それと同時にセンター分けの男の子が入ってくる。高尾和成だ。
「よっ、ってあれ？寝てんの？」
部屋のベッドで寝ている女の子、高尾Aだ。
２人は仲良しな兄妹、何処にでも居る様な、1つだけ違うのなら、妹が喋れない事。
その時、すっと、Aは目が覚めた。そして和成の顔を見て申し訳ないような顔になる。
「・・・・・・。」
「気にすんなって、別にお前のせいじゃねーよ。」
Aは、失声症と言う病にかかっている。
ストレスにより、声を出そうとしても出せない、最近よく見られる病気だ。
普通は数日で治るのだが、Aの場合はストレスが大きく、なかなか治らない。
「・・・・・・。」
「そんな心配そうな顔すんなって、オレは大丈夫だから」
Aは、どこか諦めていて、口元は微笑している、表現しがたい表情で和成を見つめた。
「そうだ、今日な、学校で真ちゃんが・・・」
「・・・・・・」
和成の話に、こくこくと相槌をうっている。
(伝えられない)
(わからない)
(本当の気持ち)
(お前の気持ち)
(大好きの、一言も言えないで)
(大好きの、一言も聞けないで)
(声が出れば)
(声が聞ければ)
(伝えられるはず)
(わかるはず)
(だから待ってて)
(だから待ってるぜ)
(お兄ちゃん)
(A)

............................................................................................................
高尾和成くん夢でした。

先に謝っておきます。すみませんでした。
今回、どうしても声が出ない主人公をやりたくて、失声症を題材にしてみました。
実際に失声症を患っている方にはお見苦しい点、不可解な点、たくさんあったと思います、もしもあんまり酷かったらコメントしてくれれば削除します。

そして最後に
観覧数1200突破
ありがとう ｡oο○。
ございます!｡◆o*☆∂o｡
`∧∧ ／◎∂★o★◎
(ﾟДﾟ／ ☆σoα*ρ☆
| つ′ ﾟ●*◇O∂★ﾟ
☆――――σ∂*☆ﾟ
し`Ｊ

皆様、これからも、黒子の短編集(仮)をよろしくお願いします。

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