黒子の短編集(仮)

劣情の意味も知らずに 水戸部凛之介 ページ26

「凛之介ー。」
そう言ってブンブンと手をふるA。
今日もあいかわらずかわいい僕の幼なじみ。
「凛之介、あのね。」
腕に腕を絡ませて、お世辞にも大きいとは言えない胸を押し当てて。
「今日クラスでね。」
あぁもうそんな可愛い顔で上目遣いなんてやらないで。
「凛之介聞いてる？」
「・・・。」
コクコクとうなずく、でも上目遣いが涙目になってる。
あぁ実はこれ確信犯じゃないの!?
「よかったぁ、それにしても暑いね、最近。」
組んでいた腕を外してAはシャツのボタンを第二ボタンまで開ける。
「凛之介、どうしたの？」
「・・・。」
「そんなに首なんてふって、あ、シャツのボタンあけすぎた？」
「・・・。」
「そっか、じゃあ第二ボタンまでにしよ。」
はだけたシャツから見えるAの白い肌。
「えぇ、なんでボタン占めちゃうの？」
「・・・。」
「やっぱりボタンあけすぎた？第二ボタンまででも？」
そうだよ、あけすぎなんだよ、僕の理性が限界なんだ、占めてくれ。
「暑いのにー。」
そんなこと言って、ほっぺたふくらませてすねちゃって、かわいい。
「あ、凛之介の手冷たーい、気持ちー。」
僕の手を顔に押し当ててふにゃりと笑って、無意識なのがまたあざとい。
「凛之介ー。」
「・・・。」
どうしたの？
「だーい好き。」
「・・・!?」
いきなり正面に回って抱きついて、その上大好きとか。
「凛之介顔真っ赤ー。」
こんなことされて赤くならないはずが無い。

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水戸部凛之介くん夢でした。
もうこれはヤンデレではなくたんなる変態に・・・。
ちなみにこの話は劣情って検索して出てきた実話を元に作ってみました←
水戸部って口調迷子になっても口調わかんないから仕方ないですよね←
お題提供「確かに恋だった」様から

冷めたから温めただけ 火神大我→←キス1つで終わる関係 伊月俊

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