黒子の短編集(仮)

キス1つで終わる関係 伊月俊 ページ25

「お兄ちゃーん、勉強教えてぇ。」
「あぁ、いいぞ。」
自分で言うのもあれだけど私ってお兄ちゃん大好きだと思う。
「ありがとう、テスト勉強はかどらなくて。」
「はっ、お墓作りが・・・。」
「はかどらない。」
「キタコレ!」
「キタコレ!」
だってこんなに息ピッタリだし。
「よし、勉強しようか。」
「うん。」

「それでここがこうなる。」
「なるほど、さすがお兄ちゃん!」
頭もいいし。

「ありがとうね、お兄ちゃん大好き!」
「はっ、ありがとう言う人はガトーショコラ好き、キタコレ!」
ダジャレも上手い。
「そう言えばお兄ちゃん部活は？」
「あぁ、順調だ、もう負けはしない。」
この目が大好き。
普段はダジャレ好きなのに部活の事になると真剣な目をする。
「大丈夫だよ、お兄ちゃんには鷲の目？があるし小２からやってるもんね。」
「そうだな、ありがとな、A。」
そう言って私の髪の毛をボサボサになるまで撫でまわす。
「もぉー、せっかくセットしてたのにボサボサじゃん。」
「Aは多少ボサボサでも可愛いから平気だ。」
「お兄ちゃんたら、全く。」
「ん？A、ゴミついてる。」
「えーとって。」
お兄ちゃんが顔近づけてもっと近寄ろうかな？なんて思っちゃって顔を近づけたら。
「とれ・・・。」
「・・・。」
一瞬だけ、唇が当たった。
それはキスなんて呼べる立派なものじゃないけど。
「私達もう普通の兄弟に戻れないね。」
後戻りはできない。

............................................................................................................
伊月俊くん夢でした。
家族全員がダジャレ好きなのにAちゃんほとんど言ってない←
それにしても黒バスキャラがお兄ちゃんとか羨ましい←
お兄ちゃんいるけどこんなことしたら二階のベランダから飛び降ります←
この前一ｍぐらいの距離感で不愉快出したから←
お題提供「確かに恋だった」様から。

劣情の意味も知らずに 水戸部凛之介→←泣いたのは誰のせいで 福井健介

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す