第28話-2 ページ31
先「位置について、よーい・・・パァン!(ピストルの音」
男子の部活が走りだした
さすが氷室先輩、スタートがはやい
すぐに一位をとった
岡村先輩も意外とはやく、一位をキープしている
福井先輩はさすがとでもいうような、きれいなフォームで走っている
紫原君ははやくもなくおそくもなく、とにかく一位をキープしている
劉先輩にバトンを渡そうとした時
ガッ!
劉先輩の隣に立っているサッカー部の人が足を引っ掛けてきた
紫原君は突然のことで、対応できずそのまま倒れて行く
バトンは倒れる前になんとか劉先輩に渡したため、劉先輩はスタートしていた
「紫原君!」
私は立ち上がり、走っている人の邪魔をしないようにしながら紫原君のところに駆け寄った
「紫原君!大丈夫!?」
紫「大丈夫だし・・・いてて・・・」
見ると、膝から大量出血していた
「はやく、こっち!!!」
腕を引っ張り、水道のところへと連れて行った
水を出し、紫原君の膝を洗う
水で血を洗い流すと、皮が擦り剥け、切り傷や擦り傷がたくさんついていた
血は止まらない
一度に大量に出ているわけではないので、まだいいのかもしれなかったけど、その時の私は気が動転しまくっていた
「止まらない・・・!どおしよ・・・。ガーゼ?包帯もいるよね・・・後は・・・(ぶつぶつ」
紫「ちょっとあいちん、大丈夫だから」
「大丈夫じゃないでしょ!?これで、大会出られなかったら・・・私・・・(泣きだす」
紫「ちょ!?泣くことないでしょ?」
「だって、だって・・・」
紫「もー・・・。大丈夫だって・・・(抱きしめる」
「うえっ・・・ひっく・・・(泣きじゃくる」
紫「・・・俺なんかした?最近、様子変だし」
「(首を振る」
紫「じゃあ、なんで?」
「・・・嫌いにならない・・・?」
紫「ならない」
「・・・紫原君と中森さんが実行委員になって、その日、昼休み委員会があったじゃん?
その委員会の終わりそうな時間を見計らって、紫原君を迎えに行った時、中森さんが紫原君の腕に抱きついたのを見ちゃったんだよね・・・
紫原君は大丈夫、そんなことしない人だって信じてたけど、私の中にすごく黒い感情が出てきたの
『紫原君に触らないで』とか『私の彼氏なんだよ』って・・・
すごく心が痛くて、辛くて、紫原君だけには知られたくないって思って・・・
それで、あんまり紫原君としゃべらないようにしてたの・・・」
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藍蘭(プロフ) - 青龍さん» ありがとうございます!実はここにないんですけど、パート3できたので読んでくださいね?なぜか、続編へ的なのがでないんですよ…… (2015年8月9日 23時) (レス) id: 5c50a141f2 (このIDを非表示/違反報告)
青龍 - 更新楽しみにしてます(≧∇≦)頑張って下さい(*´∀`)応援してます(≧∇≦) (2015年8月9日 22時) (レス) id: 478964b800 (このIDを非表示/違反報告)
藍蘭(プロフ) - 青龍さん» ありがとうございます♪ (2015年7月22日 5時) (レス) id: 5c50a141f2 (このIDを非表示/違反報告)
青龍 - 藍蘭さん、いつも、読ませて頂きありがとうございます(^o^)vいつも、応援しています\(^o^)/頑張って下さい(≧∇≦) (2015年7月22日 5時) (レス) id: 3c39a88def (このIDを非表示/違反報告)
藍蘭(プロフ) - 青龍さん» は、はやいですね・・・!でも、ありがとうございます!お互い夢中すぎて、不安が募る・・・みたいな展開にしていきたいと思うのですが・・・、語彙力のない私には難しいです・・・(泣 (2015年7月18日 15時) (レス) id: ab064b549b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:藍蘭 | 作成日時:2015年5月28日 21時