汚い部屋 ページ3
姫「そういえばぁ。名前聞いてなかったよねぇ!」
小文字にビックリマークつけんなよ。
というか、さっきから男士達は天音の事ばっかり見てるけど…。
貴女的には大丈夫なの?
天「あっ私はミオです!」
『俊です。』
姫「うんうん、改めてぇ〜よろしくねぇ〜。」
自己紹介が済んだと同時に部屋についた。
審神者曰く、離れの方に二つ部屋が余っていたので。
奥から私、天音と別々で良いよと個人の部屋をくれた。
姫「じゃあ、明日から仕事教えるから!夕餉になったら教えるねぇ!」
天「以外と優しい人だね。」
『まぁ、最初優しくしといて後から私達をゴミ扱いするかもしれないから。隙を作らないようにしといてよ。』
天「ゴミって、口が悪いよ!それに、私もう子供じゃないんだからね!」
頬を膨らませる天音。
これを見て顔を赤くしない男はいないだろう。
天音と別れて私は部屋を開ける。
うん、汚い。
埃が一面に雪のように積もっている。
汚いな。
大体予想はついていたがここまで汚いとは。
天音の部屋はどうなのだろうか?
『天音、部屋どうなって…』
天「ここ、使ってないっていう割にはすごい綺麗だね!で?どうしたの?』
首をコテンと傾げる天音。
『いや、なんでもない。』
どうして、天音の部屋は綺麗なんだ?
出来立てホヤホヤの家レベルだぞ、あれ。
嗚呼、そういえば霊力がなんかって言ってたな。
霊力で本丸を綺麗にできるとかなんとか。
でも、それって霊力が馴染んできたら出来るものじゃなかったっけ?
まぁ、でも。
天音なら納得できる。
あの子はなんでもすぐ出来てしまうから。
中学の時も、吹奏楽部で私がやりたかった楽器を完璧にやった。
私は結局出来ず、他の楽器になった。
それでも、一生懸命頑張っだがオーディションには合格できず。
天音は、合格しコンクールに参加する事ができた。
別に、それは恨むものでもない。
私の実力では天音に敵わなかっただけなのだ。
だが、悔しいという思いは強かった。
その後は一番になるために頑張った。
一番になって親に褒めてもらう為。
頑張った。
けど、私は不器用でテスト勉強に徹夜し過ぎてテスト中に寝たり。
授業でも、ボーットして先生の、話を聞いていなかったり。
成績は下がる一方。
それに、天音と比べられたりして。
やる気というものが出なくなった。
157人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「刀剣乱舞」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
らる - 続き気になる…… (2022年4月13日 1時) (レス) id: 9027121eb0 (このIDを非表示/違反報告)
夜宵 - 良かったです!更新頑張って下さい! (2021年5月30日 2時) (レス) id: 02079f421c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ