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「ねぇっ、にかにかにかにか
「落ち着け落ち着け!!」
お昼休憩、私はすぐにでも
このことをニカに伝えたくて、
仕事中もずっと疼いて仕方がなかったのだ。
「ふーん、そんで舞い上がってると」
結局どこかに行く時間も惜しんだ私は
会社のカフェテリアで適当にご飯を買った。
正直味も何も感じないのに
ニカは美味しそうにおにぎりを頬張る。
「どうしよっ、先輩とお話出来るっ」
「そこかよ。
普通告られるかもってドキドキするくね?」
「え!?!?!?
告白されるのっっっ!?!?!?」
「ばっ、声でけぇっ!!」
すみませんねーって
回りにペコペコしながら
私の口を押さえるニカ。
「····もしもだっつの。
100%じゃないから勘違いすんなよ?」
「·····うん、」
そんなことを言われた
急に意識し出しちゃうし、
今“心臓の速さ選手権”に出たら
確実に3位以内には入る自信あるね。
(そんなのない)
さっきまであんなに楽しみだったのに
逆に怖くなってきちゃったよ····、
·
結局、午後の仕事も
何となくこなしてる風ではいるんだけど、
キーボードを弄りながらも
隙を見つけては先輩を横目に作業を進めたし、
定時が近づけば近づくほど
だんだん私も落ち着きがなくなってきて
椅子からお尻が浮いてきているのが分かる。
それに気づいたのか、
ニカも“ 落ち着け!!”って
口パクで何度もなだめてくれたし。
「おつかれさーん」
部長のゆるい声がオフィスに響き渡った瞬間
胸の高鳴りは最高潮に達した。
> 終わったかな?
ロビーで待ってて、すぐ向かうから。
いつしか交換した
久しぶりにお目にかかる先輩のアドレスからのメール。
それだけでもうお腹いっぱいで、
先輩が来るのを待っているだけでも
ドキドキしすぎて胸が破裂するかと思った程。
「ごめん、お待たせ。行こっか」
先輩が来る頃には、緊張が一周回って
カッコイイなんて思う余裕が出来てしまったのが逆に怖い。
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あい(プロフ) - りなさん» はじめまして、コメントありがとうございます^^きゅんきゅんしていただけましたか!一番嬉しいお言葉です(笑)続編もupさせていただきましたので、是非そちらでもお待ちしております☆ (2018年5月21日 1時) (レス) id: dd8208cd00 (このIDを非表示/違反報告)
りな(プロフ) - 続編楽しみです!きゅんきゅんです! (2018年5月21日 0時) (レス) id: 7acbea5606 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - はちみつさん» ・・え?はちみつさん?こちらこそいつも小説読ませてもらってますっ!いきなりの登場でびっくりです・・(笑)私もこのお話の北山さん大好きなんですよね〜、もどかしいんですけどリア恋はやっぱり北山さんが一番似合うなと思って妄想が止まりませんでした(北山担) (2018年5月20日 11時) (レス) id: dd8208cd00 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ(プロフ) - こんにちは^^*小説読ませてもらってコメントしてしまいました( ´ ▽ ` )俺が好きでしょみっくん、気持ち分かります!近くにいるリア恋すぎてね、なかなか好きって気付けないんだけど何だかんだで北山さんが一番なんです!(北山担の意見笑)またキュン作品待ってます♪ (2018年5月20日 9時) (レス) id: 110603a9b6 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - mokaさん» mokaさん、またまたありがとうございます!こんな風に優しすぎて胸が苦しくなるほどの彼氏いませんかね(いない)玉森さんの年下設定なら、私の作品で既に書いているので、多分一番書きやすいかと思います(笑)またまたお時間いただきますが、ぜひお待ち下さい^^ (2018年3月21日 22時) (レス) id: dd8208cd00 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あい | 作成日時:2018年2月27日 1時