青春しようぜ(仮) (ページ2)

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はじまんでページ2

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ、ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ

｢ぅうん｣

朝だ。眠い。とても眠い。
閉じそうになる目を頑張って開き携帯を見る。
現在の時刻、午前7時20分。
…ん？まてまてまて、7時…20分…？
ははは、おっかしいなぁ。
確かに目覚ましは6時に設定したはずだ、6時n…
～1時間前～
ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ、ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ
｢…うるせえ…スヌーズ…寝よ…｣

あれれぇ????
…何しとんじゃ1時間前のわたしぃぃい!!
このままだと｢いっけなーい！遅刻遅刻ｰ!｣状態になるのは確実だ。
どうしたものか。もういっそまた寝てしまおうか。

そんな事を考えていると携帯が鳴った。

｢ちょっとA!!あんた今どこにいるのよ!!｣

今電話してきたのは時間英二(ときまえいじ)。
私の1番の友達で多分親友だ。
おそらく多くの人が彼女の名前と口調とのギャップに困惑しているだろう。
説明しよう。
彼女、時間英二はレズビアンだ。
体は男性だが心は女性、そして女性が好きな元気な17歳だ。

A｢…今まで寝てました…｣
英二｢はァ！？｣
A｢ひぃぃぃ｣
英二｢なんで今日に限って寝坊するのよ!!昨日あんなに釘刺しといたのに!!｣

そう、今日は大事な大事な期末テストの日だ。
そして私は昨日彼女に明日は絶対に寝坊するなと散々釘を刺されている。

A｢ごめんなさいぃ…今すぐ支度します…｣
英二｢早くしなさい！｣
A｢はい…｣

これ以上彼女の怒りを買う前に家を出ようと決意したAであった。