１０話 ページ11
渉side
オムライスは…言葉に表せないほどに美味しかった。
温もりを感じた。
疲れてるのにやるのもどうかと思ったから休ませた。
案の定寝てるし…。
う「無防備すぎるだろ…」
寝てる顔も可愛いな…なんて。
彼氏だったら普通に言ってんだろうな。
う「可愛いよ…」
ああ…起きてたらどうすんだよ…。
横目で見てみる
『ｽｰｽｰ』
よかった…バレてなかったみたい。
…で、良かったのか…？
ああもうわかんねぇえ…
う「どーすりゃいいんだよ」
『なにが？』
う「うぉっ！！…びっくりした…起きてたのかよ」
『え、うん。ダメだった？』
う「あ、いや違くて…。あ、俺、帰るね」
『えー隣なんだからいいじゃーん』
理性が保たねぇよ…。
う「俺にはやらなきゃいけないことがあるのー！」
『えぇー…むぅー…あ、じゃぁ夜またご飯食べていいから来てーw』
う「はぁ？」
『だって、シチュー1人分って寂しすぎるでしょ！！』
う「はぁ…はいはい。夜ね。」
『じゃ、またねー』
う「はいはい。」
ああ…なんで俺、冷たく当たるんだ…？？
えぇー…俺、ツンデレ？え。ないない←
まぁ…帰るって言っても坂田呼ぶけどな。
浦田俺ん家来て。
坂田@あほらしい←えぇー
浦田来ないとケーキなし
坂田@あほらしい←行くいく!!
物で釣られるのかあいつ
メモっとこう。
えっと…坂田は物で釣られる…っと
坂「うらさーーーん！！！」
う「バカ！！声、でけーわ！！」
坂「あ、ごめん」
う「ったく…はぁ。あ、ケーキ何がいい？」
坂「チョコケーキ！！」
う「ほい」
坂「うらさんって嘘つきそうでつかないよね〜」
う「殴ってやろうか？」
坂「ごめんごめんwww」
まぁ、こういうことできるの坂田ぐらいしかいないからな。
坂「で？」
う「ん？あ、ぁ。」
坂「幼馴染ちゃんとなんかあったん？」
う「いや、俺の気持ちのことかな。」
坂「ふぅん(ﾆﾔﾆﾔ)」
…俺がこいつに言うことを間違っていたのかもしれない。
坂「じゃぁさ、デートしたらどうなん？」
う「は？」
✄──── ｷ ﾘ ﾄ ﾘ ────✄
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作者名：日夜風 | 作成日時：2017年10月25日 7時
