家に帰ったら犬が2匹いた。【大神晃牙】

わんこ。21日目 ページ22

大神「いってぇ！！」









家に帰ってとりあえず晃牙の手当てをする。
さっきから、声をあら上げてうるさいけど気にしない。









「顔はアイドルの命なんでしょー？」









大神「優しくしろよ！！」









はいはい、と適当に返事する。
やっぱ顔立ちは整ってる。
いいなぁ……くっそ、私もこうなりたかった。









大神「なんでお前、転校してきたんだよ、理由」









あーとうとう聞かれちゃったか。
…言うしかないかなぁなんて。









「虐められてたの。孤立しちゃってさー、ははっ」









下を向く私に晃牙が頭をポンポンと撫でた。
レオンを撫でる時みたいに。









大神「…言わせて悪い」









「いーよいーよ！こっちこそごめん！」









少し撫でられたのが嬉しかった。
手を握ると照れたのか顔が真っ赤な晃牙。









「あ…嫌だった？」









大神「いや…別に嫌じゃねぇけど…なんだ？」









「嬉しかった。ありがとう」









大神「あぁ」









もう気づいちゃった。
私は、恋しちゃいけない人に、恋してる。

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