020-そのままで｡ ページ22
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私にとって『伏黒恵』は仲間で先輩｡
私よりも人生経験が豊富で私よりも呪いに慣れている先輩｡
だから､恵にどんな酷いであろう事柄を言われても傷つかない｡
だから､恵が私に対して抱いている感情が『嫉妬』や『嫌悪』だとしても構わない｡
理由はただ一つ｡『無関心』でいられるよりも何倍も良いから｡
マイナスの感情を向けられていたとしてもそれはまだ私に『関心』がある証拠｡
だから､どんなにマイナスな感情を抱かれようと私は構わない｡
「……五条先生の言う通りイカれてるな」
恵と合流して呟くように言われた言葉は他人から見れば悪意しか感じないられないだろう｡
呆れた表情で言われてしまえば余計､そう思われても仕方が無い｡
でも私からしてみれば"それ"は褒め言葉であり､私の存在意義｡
『ん？メグミン何か言った？』
「何でもない｡さっさと行くぞ」
嘘付け｡猛毒を吐いたくせに｡
それでも構わない｡恵になら何を言われても｡
【イカれてる】？
―――大いに結構｡
【感情が欠如してる】？
―――褒め言葉をありがとう｡
そもそも術師なんて者は頭のネジが一つや二つ外れていないとやっていけない｡
いつ死んでも可笑しくないんだからそれぐらい許してよ｡
【アイツは"五条悟"の犬】？
―――悟様の犬で何が悪い｡
悟様に相手にもされない奴は黙ってソコから見てろよ｡
『……恵だけはそのままずっと私の事をずっと嫌いでいて』
「おい心行くぞ」
『うん､今行く』
私の前を歩く恵の後ろ姿を見る限り私のさっきの言葉は聞かれていないみたいで一安心｡
『ねぇ､メグミンは悟に何奢ってもらう？』
「お前の場合は"たかる"の間違いだろ」
『それもそうか｡でもさこんなんになっちゃったし､ご褒美ないと頑張れないじゃん』
私よりも10センチ程高い恵の隣りに並び４階に急ぐ道中､自分の中から出てきたドロドロした感情を消すように､無かった事にするように明るく話題を振る｡
そうでもしないともっとドス黒くてドロドロした何かが出てきてしまう｡
そんなドロドロな感情､知られたくない｡
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檸檬(プロフ) - プスメラウィッチさん» 返信凄く遅くなってすみません!!コメントありがとうございます!!オチはまだ未定ですが参考にさせて頂きます｡亀更新ですがよろしくお願いいたします(*¨*) (2021年5月20日 5時) (
レス) id: f9b214269c (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 檸檬さん初めまして、この小説は五条悟オチですか？できれば五条悟オチでお願い出来ますか？続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年4月15日 11時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：檸檬 | 作成日時：2020年12月8日 7時
