プロローグ ページ2
眩しい朝に、焼きつけるような太陽。
「早く来い」
手を引かれて、広い、広い草原を駆ける。
相変わらず太陽は私達を眩しく照している。
私の手を引く男の子は、止まることなく、どんどん先へと進んでいた。
その背中は、期待と、嬉しさが混じっているようにも見えた。
「…ここ」
ざぁっと風がなびき、揺れる前髪を慌てて押さえる。
太陽の眩しさに負けじと、目を開くと____
「わぁ………！」
そこには、沢山の向日葵が咲いていた。
黄金に輝く、小さな太陽が、堂々と私達の方を向いて立っている。
男の子は、これを見せたかったのだろう。
「凄いね！綺麗だなぁ…」
私が見とれて、男の子の名前を呼ぼうと隣を振り返った。
でも、その瞬間 男の子の姿はなく、私は向日葵畑に1人取り残された。
怖くなってもう1度向日葵の方を向いても、辺りは真っ暗になっていて、何も見えない。
「あれ？どこ？ここ…」
向日葵畑も、あの男の子もいない。
「いやだよ…どこにいったの？」
もちろん、誰も答えるはずがなく。
「みんな………」
最後に見えたのは。
ごうごうと燃える向日葵畑と、私達の村だった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 184人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
(**)ごめん - 主人公が総統の事を嫌いという事実が無理過ぎて6話でギブアップしました。: :耐えられなかった、、、 (2018年9月17日 12時) (
レス) id: 9bc1b53101 (このIDを非表示/違反報告)
あみーごー(プロフ) - ゆきいちごさん» ありがとうございます！バレてましたか…笑 (2016年12月3日 14時) (レス) id: c9fce9eca4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきいちご(プロフ) - 続編楽しみにしてます！（トンちじゃないんならグル氏だろうなって思ってたなんて言えない←） (2016年12月3日 9時) (レス) id: 1f754c0dd9 (このIDを非表示/違反報告)
あみーごー(プロフ) - ありがとうございます！頑張ります！ (2016年11月15日 6時) (レス) id: c9fce9eca4 (このIDを非表示/違反報告)
きーまかれー(プロフ) - 駅伝も勉強も頑張って下さいね (2016年11月14日 23時) (レス) id: ffa98387c7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あみーごー | 作成日時：2016年10月3日 22時
