【悪女主】白雪姫と黒雪王女【黒子のバスケ】

黒…1 ページ2

私--黒雪A--は今日、帝光中学校に転校する。
父と母の母校でもある此処は悪女がいるという噂がある。
まぁ今まで“悪女ハンター”と
呼ばれた私はよく悪女を優しい子に変えたりしていた。
ま、私自身が悪女なんだけどね。
それは仕方ない。周りが周りだったからだ。
前置きはさておき、学校に入り職員室に行こうとする。
人と通り過ぎる度に振り向かれる。
それもそのはず、私はピンクパープルの髪色だからだ。小さい頃にピンクパープルの液体が髪全体にかかってそれ以来、地毛のように染まっていった。いくら切っても伸びてもピンクパープルなのだ。
まぁこの学校はキセキの世代がいるんだし、それだけの理由では無いだろう。
まぁ、自分の美貌的なアレよ。


｢失礼いたします。本日付で転校してきた黒雪Aと申します。
担任の方はいらっしゃいませんか？｣


職員室前でノックをしてから優しそうに言う私。第一印象は大切にしないとね。
すると目の前にアラサーぐらいの白衣を着た男の先生が現れた。


｢お前が黒雪か。俺はお前の担任の海崎だ。よろしくな。｣


少し間を開けて手を差し伸べながら言う。
顔などをまじまじと見られる。私が美人だからってそんな目で見るなよ←
そんなこと思いながら私はニコリと張り付いた笑みをしながら手を握る。


｢改めまして、黒雪Aと申します。よろしくお願いいたします。｣


目を合わせながら言う。
あっちは少し顔を赤らめた。ふっ、こんな事で赤らめるなんてお子ちゃまね。


｢まぁ、取り敢えず行くか。
言っとくが、俺のクラスにはお前みたいなカラフルな奴が3人もいる。
目が痛くなるかも知れんが底はよろしくな。｣


私は微笑みながら｢はいっ！｣と言う。海崎の様子がよそよそしい。観察してるような感じが。
きっと彼の中では私が“逆ハー狙いのミーハー悪女”と言う印象があるのだろう。
きっとこのクラスに逆ハー女がいて、その座を狙っミーハーが被害にあった感じかな？
悪女とかショッキングピンクの髪色多かったし。
はいっ、いとおかし←

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