打倒原作! 32 ページ32
ズズ……とお茶を飲む
ほのかな苦みが口の中に広がった
「それで……Aちゃんは何を聞きたいのかしら?」
穏やかな口調でそういうのは、サスケとイタチ兄ちゃんの母であるミコトさん
今日は、ミコトさんに話が合ってここに来た
サスケとイタチ兄ちゃんは外出しているらしい
私的には好都合だけどね
『私の両親について、話が聞きたいんです……』
ナルトのように何も知らないわけじゃない
でも、ミコトさんから聞きたいのだ
彼女にクシナさんがどう見えていたのかを
ミナトさんの事はあまり知らないだろうから、今日はクシナさんの事だけを聞いてみたいと思っている
でも名前は知らない設定だから、敢えて“両親”と言ったのだ
「……まず、Aちゃんは自分の両親がどういう人か知ってる?」
『いえ……顔はおろか、名前すら……』
そう言いながら視線を落とす
嘘は言っていない
“私”は知っているけど、“A”としての私は知らないのだから
「貴女のお母さんはね、とても強い人だったわ」
コップの中身を見ながら、ミコトさんがそう言った
その表情はどこか寂しさを感じさせる
「綺麗な赤い髪で……そう、性格は兎に角負けず嫌いで、お転婆なところがあったわね。その辺は似てないみたいだけど……喋り方はそっくりよ」
ナルトだったら、性格がそっくりだと言われていただろう
私的にもナルトとクシナさんの性格は似ていると思う
というかもう中身がクシナさんなんじゃ……と思うくらい似ている
でも私はそこまで似てない
前世の記憶がある所為で、多少性格にズレがあるのだろう
喋り方はまぁ……真似してるからね
偶に良くわからなくなると標準語になるけど
でも出来る限りは似せているつもりだ
「顔は……多分お父さん似なのね、あまりクシナに似てないかも。でも……笑顔はクシナにそっくり」
愛しそうに私の顔を見るミコトさん
きっと……クシナさんとかなり仲が良かったのだろう
言動から何となく予想出来る
『……私の事、愛してくれてたのかな』
「! 当たり前じゃない。親は皆、子供の事を愛しているわ」
……なら、良いんだけどね
『ふふ、ありがとうございます』
そう言ってミコトさんに笑いかける
クシナさんに似ているという、その笑顔で
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きなこもち(プロフ) - まだ読み始めたばかりだったのに絵だけで好きになりました。マジで可愛いです (8月31日 18時) (レス) @page2 id: adaa9ec5a1 (このIDを非表示/違反報告)
シン(プロフ) - 幼少期ナルトちゃんかわよ! (2021年10月6日 20時) (レス) @page2 id: ad944f8965 (このIDを非表示/違反報告)
簿地(プロフ) - 壊音=銀魂LOVE♪の神紫ダヨさん» 風邪なんですか!お大事にしてくださいね!更新もゆっくりしていきたいと思います_(._.)_ (2018年11月8日 20時) (レス) id: 62d010b4c5 (このIDを非表示/違反報告)
壊音=銀魂LOVE♪の神紫ダヨ - マジですか?!インフルエンザも流行ってくる頃かも知れませんね私も実は風邪気味です。薬飲んで治しマス!更新お休みしてもいいっスからね!頑張ってください! (2018年11月7日 16時) (レス) id: db7414564c (このIDを非表示/違反報告)
簿地(プロフ) - 壊音=銀魂LOVE♪の神紫ダヨさん» もしかしなくともインフルエンザでした…笑笑コメントありがとうございます! (2018年11月3日 18時) (レス) id: 62d010b4c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:簿地 | 作成日時:2018年9月2日 11時