57 、部下 ページ23
異能特務課との会談から数週間経とうとしているある日のこと。
Aが両手にダンボールや資料を抱えて歩いていると呼び出しがかかった。
氷華を呼び出し。代わりに資料を持って行ってもらうとAは太宰のところに急いだ。
首領室の前には先日幹部に昇格した太宰と見知らぬ男の子がいた。
名は芥川龍之介______
太宰は彼を直属の部下とするため、貧民街に出向き、妹と共に引き取ったようだ。
「Aちゃんを呼び出したのはお願いがあるからなんだ。芥川くんを私の部屋の風呂入れて食事を摂らせて欲しいんだ」
「わかりました。もし、入浴を拒絶する場合は。」
「無理矢理にでも入れてくれ。森さんに合わせたら先ずお風呂に入れてあげなさいと言われたのだよ」
「わかりました。」
Aは芥川を太宰の執務室に案内した。
案内して風呂に入れようとすれば異能力を発動させた。
だが、Aの方が一枚上手で、芥川の攻撃が来る前に芥川の衣服凍らせた。
その後は逃げないためということで異能で小さな氷の妖精のようなものを作り、別室で着替えている芥川を見張ってもらっていた。
芥川には衣服を脱いでタオルを腰に巻いてもらった。
その後はご想像の通り、芥川は風呂に入ったのしてもきちんと髪を洗ったりましないと思ったのでAが洗った。
背が足りないため、Aはもう一つ椅子を用意して、その椅子に立って芥川の髪を洗った。
流石に女のAが身体を洗ってやるわけにはいかないため、先程の異能の妖精のようなものをおいて風呂場を後にした。
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作者名:yugi 0434 | 作者ホームページ:http://commu.nosv.org/profile
作成日時:2019年1月23日 23時