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シリアスは始まらない ページ38

『…！なんか寒気が…シリアス始まったか？これ』



セツ「んな訳無いじゃないっすか。」



『だよね〜』





「僕は絶対諦めないからね！」


「いいや、アンタは諦める運命さ。」


「嫌だ！」


「嫌じゃない」


「僕が嫌だから嫌なの！」




セツ「…シリアス始まったか？」


『緊張感のないシリアスだな。』




「もういい！」


「そうかい」




太宰「どうしたんですか？乱歩さん。」




此処は探偵社。

昼時なので乱歩さん、与謝野女医、太宰さん、そして私達しか居ない。


みんな任務やお昼中だ。


少し早めにお昼を摂って残って居た人と、昼休憩を使って遊びに来た人。様々である。


その中には喧嘩をする者もいた。




乱歩「聞いてよ！与謝野さんが僕のお菓子全部持ってっちゃったんだ。非道いよ！」



太宰「そうですね…でも与謝野女医が考え無しにそんな事はしないと思いますけど。」




『ここに来て初の喧嘩ですね〜』



太宰「微笑ましいねー」



セツ「相談乗ってあげましょうよ」



『んじゃちょーっと理由聞いて来ますか。』



太宰「あー、大丈夫だよ。もう判ってるから。」



『え、何ですか？教えて下さい』

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