名家の娘 ページ15
ー銀時サイドー
「・・・ったく、何なんだあいつは」
「Aさんのことですか?どれだけ考えたって、あの人の正体なんてわかりませんよ。
でも、悪い方ではないんじゃないですか」
「いっそのこと、結婚でも何でもしてやれば
いいんじゃないアルカ」
「な、何だよお前ら、
前まで否定派だったじゃねーか」
どうしたことか。ある日突然、部下二人が
あの女へ寝返ったのである。
「あいつ、思ったよりいい奴ネ。この前、
銀ちゃんがパチンコで金捨ててる時に
ここにきたアル」
「神楽お前、この前2万すったこと間接的に
責めてる?」
「チョコの詰め合わせを持ってきてくれたんですよ。銀さんが無駄な消費を繰り返している間に、Aさんは僕たちに有益な提供をしてくれました」
確かにあの時はアタリが来なくてかなりの
大金消費してきたけども!何にも変えられなかったけども!ーーいやいやそれより、
ここにきて初耳の事実が俺に降りかかってくる
つまり何だ。あいつ俺のいない間にも
ここにきてんの?しかも菓子折りまで添えて?
「つーかテメェら!家主のいねェ間に何勝手に
危険生物に敷居またがせてんだ!
・・・てかチョコ?ナメてる?は?」
「心配すんなヨ。チョコを包装してた銀紙の
裏の裏まで綺麗に舐めといたアル」
「いや銀紙のことじゃなくてェェエエ!」
しかもこの二人に貢物。俺には一粒さえ
残っていなかったと。・・・つーことは、
「ーーーテメェら、さては餌付けられたな」
「そういうことアルナ」
「ですね」
「さらっと認めてんじゃねーよ!」
何ということだ。あいつ、純真そうにみえて
実は策士だったのか。ずる賢かったのか
したたかだったのか!
(・・周りから固めようとしてやがる)
何だこれは。自分の息子と、乗り気じゃない
名家の娘の見合いを取り付ける母親か。親戚や
親の好感から得て、その後娘を説得させようと
する魂胆か。
いや俺は名家の娘じゃねーけども。
とにもかくにも、神楽と新八は丸め込まれた
・・・こんなにもチョコという糖分の王様を
憎く思うことが、後にも先にもあるだろうか。
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シュシュ☆☆(プロフ) - 紫蘭さん» ありがとうございます!訂正いたします! (2017年5月3日 9時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
紫蘭(プロフ) - スピリチュアルのところで、「今呪い殺した“胃”相手とかいない?」になってます! (2017年5月2日 14時) (レス) id: 1847792d84 (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ☆☆(プロフ) - しらたま。さん» ありがとうございます!楽しんで書かせていただくので、皆様にも伝えられる作品にしていきたいと思います!よろしくお願いいたします! (2017年4月26日 13時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ☆☆(プロフ) - 戦胡蝶さん» ありがとうございます!そう言っていただけると、救われます!笑。最初の1話しか考えてなくて、今迷走中です!作者と夢主の暴走を、見守ってください! (2017年4月26日 13時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ☆☆(プロフ) - 紫蘭さん» 有難うございます!私まで頭の中がハチャメチャになっちゃうような作品を目指します!笑。的中率は上がるのか!?みたいな…。ノープランで書いてます!ぜひおヒマな時にでもよろしくお願いします! (2017年4月26日 13時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シュシュ☆☆ | 作者ホームページ:
作成日時:2017年4月23日 0時