本当の夢ノ咲学院最強ユニットはDarkですが何か？

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〜あんずside・一週間後・in教室〜

ドリフェスが終わってから、星月夜は解散となってしまった。

生徒会長である天祥院先輩の命令で。

市宮「おはよー！」

教室に入ると珍しく皆揃っていた。

大神君以外は。

帝君も何もなかったかの様に教室にいる。

明星「あ！あんずー！おっはよーー！」

市宮「おはよう！スバル君！」

スバル君の声をきっかけに皆も挨拶してくれる。

…帝君以外は。

市宮「み、帝君！おはよう！」

帝君の前まで行って勇気を出して挨拶してみる。

帝「…んァ？あァ、おはよウ。罪深き白雪姫さン」

罪深き白雪姫…？

市宮「それ、どういう意味…？」

帝「そのままだヨ。大罪を犯した君は、女王の毒林檎を食べて死んじゃうことになるよって意味サ」

え…？

氷鷹「あんず。あまり近づかない方がいい」

市宮「北斗君…」

帝「生意気だネ？ご主人様に言われてるから何もしないけド。あまり僕を怒らせないでネ。…潰しちゃうヨ」

≪ガラッ≫

佐賀美「おーい、お前ら席につけー。HR始めるぞー」

タイミング良く先生が入って来てくれたおかげでこれ以上もめないですんだ…。

佐賀美「今日は転校生がいる。…正確には元々ここにいた生徒だ」

転校生…？

遊木「今年は転校生が多いんですね？」

佐賀美「まあな。入って来い」

先生の言葉と同時に開いた扉から入って来たのは女の私でも見惚れるくらいの美少女。

その子は先生の横まで移動すると太陽の様な笑顔を浮かべて教室を見渡した。

？「初めまして！美空 茉莉(ﾐｿﾗ ﾏﾘ)です！留学してて留年しちゃったけど、ここに戻って来れて嬉しいです♪皆よろしくね！」

佐賀美「美空はアイドル科だ。皆仲良くな。じゃ、1時間目は自習だ」

それだけ言って先生は教室から出て行った。

美空さんはまた教室をぐるっと見渡した後、帝君の方に満面の笑みを浮かべて駆け寄った。

美空「猫ちゃんじゃん！久しぶりだね！」

帝「…今さら何の用かナ？裏切り者」

美空「そんなに睨まないでよ！それより、お師さんは？」

帝「ご主人様なら先週から1ヶ月全部ツアーでいないけド？」

だから大神君もいないんだ…。

美空「なるほどね。猫ちゃんはお留守番って事？」

帝「うざいヨ、アリス。何で戻って来た訳？」

美空「…さぁ？なんでだろうね？」

帝「アリス。君に何が出来るっていうノ。所詮アリスは捨てられた人形なのニ」

美空さんは一体何者なの…？

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