色んな作者の黒子のバスケ短編集！２

【笠松幸男】俺の色、お前の色…：鹿野征奈 ページ15

笠松side


『笠松先輩ﾆｺｯ//』


あぁ…


なんで…こんなことになっちまったんだ…


何度も頭の中で繰り返されるのは…俺を呼ぶお前の優しい声


ずっと…ずっと…大好きだった俺の彼女


なのに…


なのにお前は…


俺の前から…突然









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いなくなったー…


何度、あいつに電話やメールをしたことか…


今ではもう…分からない


黄瀬や森山達はそんな俺を見かねて


何度俺を見て泣き、俺の行動を止めようとしたか…









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黄「笠松センパイ！！もう…もう、止めてください！！」


笠「なんだよ…なんでだよ、黄瀬！お前は心配じゃないのか！？Aからの連絡が全くなくなって…もう1ヶ月だぞ！？何もせずに黙って待ってろって言うのか！！？」


森「いい加減にしろ、笠松！お前の今の姿を見てAちゃんが喜ぶわけないだろ！？もっと…ちゃんと現実を見ろよ！！！」


分かってる…分かってんだよ…本当は…


笠「お前等は…もう他校のあいつなんてどうでもいいのか？もう海常のマネージャーじゃないからどうでもいいのか…？ふざけんなよ！！！！所詮あいつへの思いはそんなものかよ！！！」


違う…本当は…


笠「俺は…「止めてください！！！！！」」


黄「そんなわけ…ないじゃないッスか…俺にとっては5ヶ月の間だったけど…あの人の…Aさんの優しさを忘れるわけないッスよ…」


『せんぱーい！』


『離れていてもずっと…ずっと私は先輩が…』


笠「…っ」


黄「けど…」


やめろ…言うな…


黄「Aさんは…もう…








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もう…


この世にはいないんスよ…」

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