俺とヒミツの恋、しよ？ deep night ver.

just　dance　27 ページ27

顔中にキスをしてくれて目が合えばまたにこっと微笑んで。




全部全部が好きで愛しくて胸がぎゅっとなって泣きたくないのに涙が溢れる。









HS｢……泣かないで。あーもう本当に可愛いー。｣




｢……ごめ、なさっ…………っ……泣きたくないのに、｣




HS｢……わかってる。全部わかってるから。｣









　
優しいホソクくんとそうじゃないホソクくんに胸の鼓動は高鳴って想いが溢れて涙する。
泣きたくないのに、この瞳にちゃんとあなたを映し焼き付きたいのに、視界はさっきから霞んでて。




耳に響く優しい声色やそっと触れる唇や指先の感触が確かにあなただって知らせてくれるから私も迷うことなく手を伸ばせば途端にもっと触れたくなって。






……好き。大好き。






やっと微笑んであなたを見つめて小さく声を漏らせば応えるように優しく甘いキスが私に降り注いだ。









　
　






　







　
　
　
　
ちゅ、くちゅ、と鳴る水音と吐き出される熱い吐息と時折漏れる私の高い声。





熱を帯びた互いのカラダをぴたりとくっつけひたすらキスをして。
口端から溢れてしまう混ざった二人のそれを無視したって今は構わない。





濡れた舌が段々奥深くまで絡み合い、苦しくて。
でもそれが気持ちいいと思えて溺れていたくていつ呼吸もしているかわからないくせにあなたの頬に手を添えれば……ほら、あなたはまた優しく私を包み込んでくれる。






互いに半開きなままの口を繋ぐ糸さえ愛しくて綺麗でまた胸が高鳴って。はぁっ、と切羽詰まった吐息はたぶん二人同時だった。






降下していくあなたが先ほどの首筋まで伝う一筋の雫を舐めとりカラダが跳ねて。やがて私の胸をやわやわとその手で刺激しぱくりと食べられてしまえばたまらずあなたの頭ごと抱きしめて。





舌先が弾くように蠢きその度にカラダを震わせた私をたまにじっと見つめたりわざとぢゅ、と音を響かせて。
そればかりに気を取られればイタズラに指先は私の太股を這い、やがて大胆に開かされて。









　
｢……やだっ……ホソクくっ、｣




HS｢……やだ、はダメ。｣









胸をずっと刺激されてカラダ中を口付けられて。
丁寧にゆっくりした動作のようでどこか私を追い詰めるあなたの全部にまた涙してしまいそう。




優しいのはわかってるし今のその微笑みも大好き。
一瞬でも気を許してしまえばチクリと甘い痛みが内腿に走り……やっぱり私は涙してしまうんだ。









　

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