just dance 28 ページ28
大好きな人に自分の全てを晒け出すのは私にとっては相当覚悟が必要で。
……ずっと好きだった。
引っ込み思案で根暗で自分に自信のない私はあなたを遠くから見つめるだけで胸が高鳴ってた。
名前を呼んで笑顔を向けられるだけでどうにかなりそうだった私がまさか今あなたとこんなにも乱れるだなんて当時は想像つくはずもなかった。
あまりの恥ずかしさ、普段絶対人に見せることなんてないはずのそこに顔を埋められるのは私じゃなくても恥ずかしいと思う。
だめ、やめて、まって、恥ずかしい。
そんな気持ちは無くならないのにゆっくり吸われて舐められて、甘くて強い刺激に意思とは逆に足がガクガク震えて涙が止まらない。
小さなシングルベッドのあるこの部屋はそう広くなくて厭らしいその音や高すぎる私の声がやけに耳に入りカラダから沸き上がるのは弾けしまいそうな程の快感で。
「…あぁっ…あんっ……や、やだっ……ホソクくっ…」
HS「…んっ……いいよそのまま……」
「………だめっ……も、きちゃう……ふぇっ」
びくんっ、びくんっとカラダが自分じゃないみたいに波打ち跳ね上がってしまうのは今日だけで何回あったのだろう。
震えながらも必死に抗ったつもりでもあまりに呆気なく達してしまえばもう何も考えられないし意識さえ朦朧として、思考回路はいつからパンクしてたのかな。
だらしのない半開きな口や乱れた様、涙で濡れた私の全部はきっとみっともないはず。
なのに、そこからゆっくり顔を上げたホソクくんは荒い吐息のまま濡れた自身の唇を拭い、その仕草が酷く男っぽくて余裕なくて私と同じぐらい歪んでしまってて。
……全部わかってる。
あなたが不馴れな私をゆっくり時間をかけてじっくりと解し、愛でてくれたのは……分かってる。
きっと私もあなたもこんな表情、誰にも見せれないしそれは私たちだけの……ヒミツだね。
私を乱すあなたの全部に翻弄されて結局涙ばかり見せちゃったけど、あなたの普段見せないこんなに大人で男性らしい歪んだそれだって……私を切なくするんだから。
「ホソクくん……好き、大好きだよ。
ありがとう。もう大丈夫だから……お願い、抱いて……」
HS「……あー……ごめ、優しくしたいのに俺っ……もう、……」
せっかくシャワー浴びたのに二人とも汗だくだね、なんておどける余裕が全く無いのが酷く幸せだと思った。
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(名前)ななナル(プロフ) - もう何度も読み返してます^_^大好きなお話です。 (2021年5月29日 22時) (レス) id: 97d380efff (このIDを非表示/違反報告)
ミイミイ(プロフ) - kuro。。さん» 読み返してくれるだなんて感激です!これからも好きでいて頂きたいので作者また頑張ります!テヒョン編も読んでくれたら嬉しいです(*^^*)コメントありがとうございます! (2019年6月9日 16時) (レス) id: 07d9352f4c (このIDを非表示/違反報告)
ミイミイ(プロフ) - あやさん» あやさん!?お久しぶりですー(*^^*)作者の妄想に付き合ってくださいね笑わーい頑張ろうっと(*^^*) (2019年6月9日 16時) (レス) id: 07d9352f4c (このIDを非表示/違反報告)
ミイミイ(プロフ) - たきゆさん» 最高なコメントをありがとうございます!めちゃくちゃ嬉しいです!ドキドキを継続できるようがんばりますね!テヒョン編もはじまりましたのでよかったら読んで下さいね(*^^*)ありがとうございます! (2019年6月9日 16時) (レス) id: 07d9352f4c (このIDを非表示/違反報告)
ミイミイ(プロフ) - ぽちさん» 嬉しいよー!いつもいつも本当に励みになります!ホソクくんは書いてて楽しかったし新鮮でした笑 次のテヒョン編もぜひぜひよろしくお願いしますね(*^^*) (2019年6月9日 16時) (レス) id: 07d9352f4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぱーふん | 作成日時:2019年5月24日 14時