オネエ 8話 ページ10
狩崎side
休み時間になると、私と真緒は当たり前のように緋色の元へ向かった。
『ひ、緋色なの…?』
「あぁ、緋色だよ。6年ぶり…か?」
そう言った緋色の声は小6の時よりも低くなっていて、男らしさが増していた。
背も私の方が高かったのにいつの間にか頭一個分違う。
「っ、緋色、またよろしくな!」
涙目になった真緒が緋色の肩を抱く。
『よろしくね、緋色。』
「よろしく。あとで凛月にも会いに行こう。」
笑っている真緒と緋色。懐かしい過去を思い出す。
感動の再会ってやつかなぁ…私、すごく嬉しいよ今。
あの日が戻ってくるんだね、緋色。
私は喜びを感じつつも、同じくらいの不安を感じていた。
根拠の無い不安。
それがこれからを“あんなもの”にしてしまうなんて、私は考えてもみなかったんだ。
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yuiki(プロフ) - @ながしん@さん» 今はまだまだ出せてないですけど、これからどんどん出していくつもりです!ありがとうございます! (2018年4月19日 20時) (レス) id: ecc4c0e98e (このIDを非表示/違反報告)
@ながしん@(プロフ) - 男らしい嵐待ってました!更新楽しみにしています(>_<)頑張ってください! (2018年4月19日 6時) (レス) id: 1ec9a70f31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Yuiki | 作成日時:2018年3月10日 16時