オネエ 17話 ページ20
狩崎side
「ユニット順位戦が来月に、夢ノ咲学院祭が再来月に迫っています。
皆さん意識を高く持ち、イベントに備えてください。
あと、新ユニットの申請は今週までなので早めに提出すること。
学活は以上です。」
そう言われたのは翌日の朝学活。
休み時間に横から声が聞こえた。
「ユニット順位戦って何?」
転入生の緋色は、夢ノ咲学院の伝統行事を知らない。
何せ世間に公にするイベントではないからだ。
『ユニット順位戦っていうのはそのままの意味で、アイドル科のユニットの順位を競うイベントなの。
トーナメント方式で歌、ダンス、パフォーマンス力を競い合って、校内のアイドル科以外の各科からの投票で校内でのユニットの順位を決めるんだよ。
定期的に行うイベントで、順位はころころ変わるの。
って言っても、fine、紅月、Trickster、Knightsとかは上位を守ってて、中々それを抜くユニットは現れないかな。
もしこの4組を抜くようなユニットがいれば、そのユニットは次世代活躍するアイドルだって言われてる。』
「へぇー!面白そうだな!」
…凛月を異常な早さで起こした事件以来、緋色の様子はいつもと変わらなかったけど、私たちの知らない緋色がいる気がしてならなかった。
「A聞いてる?」
『え?あぁ、ごめん。何?』
まぁ、考えてても仕方ないか。
緋色は緋色。
「そんなに俺を見つめるなんて…
もしかして惚れた?」
イタズラな笑みを浮かべる緋色は、やっぱり素敵で…
『やだ、からかわないでよ。』
そう2人で笑い合う。
抱いた不信感は気のせいだったのかもしれない。
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yuiki(プロフ) - @ながしん@さん» 今はまだまだ出せてないですけど、これからどんどん出していくつもりです!ありがとうございます! (2018年4月19日 20時) (レス) id: ecc4c0e98e (このIDを非表示/違反報告)
@ながしん@(プロフ) - 男らしい嵐待ってました!更新楽しみにしています(>_<)頑張ってください! (2018年4月19日 6時) (レス) id: 1ec9a70f31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Yuiki | 作成日時:2018年3月10日 16時