番外編 俺の『光』 （ロイside） ページ46
？「アレクくん。私ね、アレクくんが好きなの」
ロイ「…あぁ、ごめんね？俺、そういうの興味ないんだ」
俺は幼い頃、あまり人づきあいはよくなかった。
むしろ恨まれてたかもしれない。
女子に告白されるせいで、男子には目の敵にされる。
大体、女なんて、見分けすらつかない。
いつも誰かと一緒にいるから、顔を覚えるのも無理だ。
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そんな冷めた俺の前に、１人の女の子が現れた。
『私と友達になってくださいっ！！』
突然現れた、明るい、可愛い女の子だった。
ロイ「ええと、君、誰？」
『私、A・アルスターっていうの！！』
聞いたことない名前。
この子も、他の女子と一緒か。
そう思ってた。でも…………
『あなたは誰？』
ロイ「え……？知ってて声かけたんじゃないの？」
『私、あなたの名前知らないよ？』
ロイ「じゃあ、何で友達になろうって言ったの？」
『友達になりたかったからっ！それだけだよっ！！』
眩しいくらいの汚れのない笑顔を見せた。
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……思えば、この時から俺は、Aのことが好きだったのかもしれない。
親にまで存在を否定されて、行き場のない俺を救ったのは、この笑顔だった。
いつでも傍にいて、いつからか友達以上のように思っていた。
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ウォールマリアが破壊されて、俺はほどなく訓練兵となった。
首席で卒業し、言われるがままに憲兵団に入った。
何もない、色のない毎日だった。
でも、あのウワサを聞いた。
Aが、調査兵団にいると。
会いたい、もう１度。
その想いは強く、俺を動かした。
俺は議会を通して、調査兵団へ行くことになった。
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A「ロイ？何ボーっとしてるの？」
ロイ「うん、ちょっと昔のコト思い出してね」
A「ふぅん。ロイってミステリーだねっ」
ロイ「ソレを言うならミステリアスでしょ？」
A「あれ？そうだっけ？？」
他愛もない会話すら、俺にとっては幸せだった。
Aは、紛れもない、俺の『光』だったんだ――――――――。
番外編 リヴァイの子育て日記 （リヴァイside）→←最終話 本当の『平和』
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Nami(プロフ) - りりさん» 応援ありがとうございます☆これからもよろしくですっ☆ (2013年8月6日 16時) (
レス) id: c2668f6a09 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠緑(プロフ) - へ、兵長の子供ーー！ああああ見てみたい萌える！ (2013年7月31日 4時) (レス) id: 3da149191f (このIDを非表示/違反報告)
Nami(プロフ) - 捺＠エレリクラスタさん» うたプリの方も読んでくれてるんですかっ？！めっちゃ嬉しいですっ＞＜ありがとうございます☆ (2013年7月24日 20時) (レス) id: c2668f6a09 (このIDを非表示/違反報告)
捺＠エレリクラスタ(プロフ) - 面白かったです!!リヴァイ大好きなので…(笑) うたプリの方もとっても面白いです!! (2013年7月23日 23時) (レス) id: 1ecfe51a42 (このIDを非表示/違反報告)
遊騎(プロフ) - Namiさん» ありがとうございますっ！こっちこそよろしくお願いします♪ (2013年7月15日 8時) (レス) id: 2a1bea50c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Nami | 作成日時：2013年6月8日 13時
