BLEACHパロ メンバーに死神がいたら？ 3

大野智 VS 舞姫 2 ページ32

リーダーといえば先頭で皆を引っ張っていく姿を思い浮かべる。

隊長もそういう立場ではあるけど俺の斬魄刀の舞姫はどちらかと
いえば後衛タイプだから皆をサポートしながら戦いもしも皆が
怪我した時には治療をする、それが俺の役割だと思っていた。

俺はリーダーとは何か？隊長とは何か？そう思い悩んで
段々と焦り、そして自分を見失っていった。

そんなある日の虚退治の時。

キイイイイーー・・

櫻井「虚は決して大きくはないけど今日も虚の数多いな・・。
油断しない様にしなくちゃ！！」

大野「全て吹き荒れし強き風となれ、舞姫！蝶ノ舞！！」
櫻井「ちょっ！？大野くん！？」

いつもは後ろで皆を見守り危なくなった時に助けてくれる筈の
大野が自ら前戦に出て虚に向かっていくのを見て櫻井が驚く。

大野が技を出すと扇から無数の蝶がもの凄いスピードで飛んでいって
沢山いた虚達にぶつかると一瞬で虚達が粒になり消えていった。

大野「(周りに虚が居ないか霊圧を確認して)もう虚は居ないみたい。」
櫻井「大野くん、自ら前戦で戦いに行くなんて珍しいね。どうした？」
大野「別に何もないよ。」

その様子を遠くから心配そうに見守る坂本の姿があった。
ある日大野が虚退治中に怪我をしてしまった。

坂本が怪我した大野を心配そうな櫻井に少し大野に話があるから
楽屋に戻っていいと言われ坂本に抱えられて大野が連れて来られたのは
零番隊隊舎でそこには城島の姿があった。

坂本「茂くん、大野が虚退治中に怪我したから見てくれないか？」
城島「そりゃ大変や！ちょっと見せてみい！」

大野「い、痛っ！？」
城島「うわっ！！これは酷い打撲やな・・。」

城島が大野の体に付いた打撲を鬼道で治している間に
坂本から虚退治の様子を城島に伝えていく。

坂本「今日出現した虚が触手で斬魄刀の技を吸い取って自分の
能力値を上げる厄介な奴で大野が先に出て行ったけど
効かなくて触手で思いっきり叩き付けられたんだ。」

城島「大野が先に出て行った？」
坂本「茂くんも気になった？最近大野の様子がどうも変で
俺も気になって見ていたんだ。」

大野「・・・。」

城島が鬼道で大野の打撲を治し終わり坂本と城島は昔の様に大野を下の
名前で呼んで何があったのか聞いてみた。

坂本「智、一体何があった？話してみろ。」
大野「・・・っ！！」

城島「智、あんまり抱え込んだらアカン。少しずつでええから話してみい！」

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