グランツライヒの幻の王女様 (ページ44)

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Episode 37 ページ44

中庭にて……

『エミール？呼んだ？』

エ「ルーナ。大切な話があるんだ。」

『なぁに？』

エミールはボルクダーツ王国の王妃に伝わる指輪を出して……

エ「僕と結婚してください。」

っっ………

結婚することは分かっていたことだけど言われると恥ずかしい

『はい……』

エ「本当に？ボルクダーツに帰るんだよ？
いいの？」

『いいの！エミールとずっと一緒にいたいから…』

エ「ありがとう……」

エミールが私の左手の薬指に指輪をはめる

リ「ルナ姉おめでと～！！！」

『え…え？？』

ブ「リヒト！！出るなとあれほど言ったのに！！」

リ「えへっ☆つい…」

レ「姉さまおめでとうございます！！」

カ「姉上…おめでとう…
エミールとお幸せに…」

『カイもベアちゃんとお幸せにね！！』

ハ「ベアちゃん？とは？」

『あら？ハイネ先生知りませんでした？
カイの婚約者のベアトリクスちゃんですよ』

ハ「カ…カイ王子にも婚約者が…」

『ハイネ先生もいるじゃありませんか。
アデルが♡』

ハ「わ、私は…そういうつもりで言ったわけじゃ…」

『ですがよく王宮でも聞きますわよ？
ハイネ先生とアデルが中庭でデートしていたーとか。』

リ「ハイネ先生…そんな…」

『リヒト王子。知らないふりしないでいただけますか。』

リ「あっはは～ごっめーん☆」

弟達はハイネ先生に任せられそうね……

私もちゃんとしなきゃ！！

ボルクダーツに戻ってお勉強しないと！！

ハイネ先生達と別れお父様のいる部屋に向かった

・

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・

ヴ「そうか…エミールくんと…
おめでとう。ルーナ、エミールくん。」

エ「必ずルーナを幸せにします！！」

ヴ「あぁ…頼むよ。エミールくん。」

こうして私とエミールはボルクダーツ王国に戻った