グランツライヒの幻の王女様 (ページ42)

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Episode 35 ページ42

それから数か月後……

メ「ルーナ様！ルーナ様！！」

マ「どうかしたんですか？？」

メ「ルーナ様をお見かけしませんでした？」

マ「いえ……ルーナ様がどこか行ったんですか？」

メ「さっきからずっと探しているのに……
ルーナ様のお好きな図書館にも行ったんですよ！！
それにエミール様もいらっしゃいませんし…」

マ「探しましょう！！」

・

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『ねぇ…エミール？』

エ「ん？どうしたの？」

『私、今日の戴冠式が終わったらボルクダーツに戻ろうと思ってるの。』

エ「カイ達と一緒にいなくていいの？」

「うん。寂しいけど…
エミールのお嫁さまになるんでしょ？」

エ「そーゆーの僕より先に言わないでよ…」

『え…？？』

ア「あ！！ルーナお姉様いた！！」

『アデル！！どうしてここに？』

ここは以前ティータイムをした中庭

静かであまり人が来ない場所

ア「お兄様達と一緒にお姉様を探してたのよ！」

『え？みんなも？』

その時近くの柱からひょこっとみんなが顔を出した

レ「姉さまごめんなさい…」

リ「出たらやばそうな空気だったじゃん！」

ブ「エミール殿が姉上と…結婚…」

カ「エミール…おめでとう…」

エ「カイ、ブルーノ。まだ早い。
ルーナの戴冠式が終わってからだ。」

リ「え～…早く結婚したらいいのに～」

エ「リヒト？」

リ「ごめんなさい。」

メ「あ！！ルーナ様！！こちらにいらっしゃったのですね！！」

『リリイ！ごめんなさい！』

メ「さ、早くドレスも着替えてください！
もうすぐ戴冠式ですよ！
王子達やアデル様、ハイネ先生も早くいらしてくださいね！」

「「「「「はーい……」」」」」