【歌い手】私には居場所がありません。【裏切り】

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そう言えば､今日は放課後歌い手の皆でどこか遊びにいくんだっけ?



久しぶりだなぁ。最近皆で集まったりしてなかったら楽しみ。



あっ!しかも今日お兄ちゃんが帰ってくる日でもあるんだ!!



今日はいい日だなぁ。嬉しいことがいっぱいあるし。



「お嬢さん､そんな嬉しそうでどうされましたか?」



貴「…あっうらたん。それに皆も!」



ルンルン気分でスキップをしていると､うらたんが背後から声をかけてきた。



もちろん､島坂船もそろっていた。



セ「おはよ。なんか､ええことでもあったん?」



志「あっ､もしかしてお兄さんが帰ってくるとか?」



坂「あーあるかも!Aの事だからね」



貴「皆おはよう!志麻くん正解だよ!でももう一つ嬉しいことがあるんだ〜」



皆それぞれ私のなにが嬉しいかを考えていて､志麻くんは見事正解。



もう一つあると告げると､皆うーんと唸り始めた。



いや分かっといてよ。皆関係してるのに。



貴「もう､皆関係してるのにどうして分からないの!今日は何の日?」



さ「………あっ!今日放課後に集まるあれ?」



貴「さかたん正解!」



さかたんは答えが当たったことにより何故かドヤ顔をする。



なんでドヤ顔なんだよ。まぁいいけど。



う「でも､なんで嬉しいの?俺たちいつも会ってるよな?」



疑問の顔を浮かべるうらたん。



貴「だって､大好きな皆と遊びに行ったり出来るんだよ?そりゃ嬉しいよ!」



ニカッと私は笑った。



キーンコーン……。



あっチャイム鳴っちゃった。



貴「じゃあね皆､私行くから」



そう告げた後､私は教室へと足を進めた。



「ずるすぎ………」



そう言って､四人が顔を少し赤らめていたことは､私は知らない。



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う「(あいつの笑顔…可愛かったな……あの笑顔守りたい)」


志「(もうお持ち帰りしていいかな?可愛いすぎる)」


坂「(大好きって………大好き!?嬉しすぎる)」


セ「(あー､もうAちゃんはずるいんやから)」

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