何、この可愛い生き物 【呪術廻戦】

34 ー過去編ー ページ34

男の人が2人居た。




『(この人達、人間...？)』




人間離れした顔立ち。

綺麗すぎて、言葉が出ない。




『ぁ.....ぇ...』




？「くふっ、すんごく驚いてるよ。雷神。」

？「まぁ、驚くのも無理は無い。」




そう言って、2人とも笑った。




雷神「我は雷神。神だ。」

風神「僕は風神。同じく神。」




『え、....？』




なにを言っているんだこの人たちは。

頭に？しか浮かばない。




しかも雷神って人も、風神って人も、角が生えてる。

大っきい角。

.....ちょっと触ってみたいという好奇心が沸いた。






雷神に関しては周りにたくさん太鼓がある。

あれどういう仕組みだ。




雷神「信じておらぬな。お主」




風神「そこら辺の木にでも、雷落としたら？」

雷神「おー！！いいなー！」




雷神がケラケラと笑う。




雷神「いくぞ。」




ボウッ




『え、うわっ！』




少し離れたところにある木が燃えた。




『神様って、ほんとにいたんだ』

雷神「あぁ、ここにいるだろう？」




と、得意げにこっちを見る。




風神「それにしても君。天王寺家の子でしょ」

『！』






雷神「親はどうした。」

風神「あそこの奴らって全員毒なんでしょ」




『もう、帰りたくない』

雷神「？」

風神「？」




『お母さんも、お父さんも、嫌い..！』




雷神「......おうおう、泣くな」

風神「.......」




雷神がぽんぽん、と、私の頭を優しく撫でた。




『？』

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