何、この可愛い生き物 【呪術廻戦】

33 ー過去編ー ページ33

過去編に入らせて頂きます！

しばしのお付き合いを🙇‍♀️

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幼い頃から、傷つけられてた。




「このっ！出来損ないめっ！！！」

ガッ

『痛いっ！』




ぽろぽろと、涙が出てくる。




嗚呼、いつまで続くのかな。

そんなことを思いながら。




出来損ない、と言われ、忌み嫌われた。

呪術が使えないから。




化け物、とも言われた。

理由は、目の色が両方とも違うから。

バカみたいな理由。




綺麗なのになぁ、なんて思って。




家を出ることを決めた。

子供の考えながらも、この状況じゃ、外へは絶対に出しては貰えないことは分かってる。




見張りも数え切れないほどいるし、外へは出られない。




”ある日”を除いて。




満月の夜。

”神様が出歩くから、外へは出ちゃいけない”




そういうルールがあった。




家を出るのは、明日。

ちょうど、満月の日。




ー満月の夜ー

『(よしっ..！)』




そこからは怖いくらいに簡単に抜け出せた。

外に出て、自由な気分と、それと同時に、ちょっと怖かった。




『.........』




私の体は震えている。




『たすけて、』









私がぼそり、と言った瞬間、




強く風が吹いて、目の前に雷が落ちた。









死 ぬかと思った。




でもよく見たら、霧でよく見えないけど、ぼんやりと人の姿らしきものが見える。




？「お前、満月の夜には出歩いては行けぬぞ？」

？「.........」

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