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30話目 ページ33

Aside



城戸司令の部屋を出て、私は行くところもないので何となく太刀川さんたちについて行く形になる。



「そういえばA、お前さっきの会議でほとんどなんにも言ってなかったけどこの作戦参加するんだよな?」



前を歩いていた太刀川さんが振り向いて私に問いかけてきた。




私は城戸司令がいないから口調とかを平常運転に戻す。



『いや、私は今回は参加しないよ』


「...?なんでだ?」


「Aが参加しないのは珍しいな〜」


と、当真さんが不思議そうな顔をして振り返る。




『城戸司令に参加しなくていい、って言われたんで』




負けた時の替えなんて言っていいのか...と考えた結果、適当に答える。





太刀川さんは特に気にしなかったらしく、そうか、と返事をして話題を変える。




「まあ、今晩の飯よろしくな」


『えー、めんどくさいから食べに行こうよ』


「夜に任務があるんだぞ、その後食べに行くのはきついだろ」


『結局いつも夜遅くまで飲むくせに』




なんて私たちが言い合いをしていると、当真さんが引きつった顔をして




「は?...まさかお前ら一緒に住んでんの?」


と、今更なことを聞いてくる。




『あー、知らないんだ、実は私たちいとこなんですよー』



「はあ!?」と当真さんがオーバーなリアクションをする。



「驚くことでもないだろ、ボーダーにいとこ同士って人結構いるしな」



と太刀川さんが言い、私は『米屋と栞とか』と付け足す。



「いや別にそこに驚いてるんじゃなくて、ただ、ぜんっぜんにてねーなーと思って」


「いや、いとこ同士で似てるって人の方が珍しくねーか?」


「いや、だとしても違いすぎるんだよお前ら!Aは見た目美人だけど太刀川さんは見た目からなー」


『待って見た目美人ってどういうことですか?中身は?』


「見た目からってなんだよ」


「まあ中身は似てるかもな」


『それはない!』





私たちがぎゃーぎゃー言い争っていると風間さんが若干呆れたような顔で




「うるさい、早く行くぞ」

と言う。







私はスッキリしない気持ちで、でも風間さんの手前これ以上騒ぐ訳にもいかず、黙ることを決めた。






****************


テスト終わった!!

更新しまくるぜ!!

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(プロフ) - 皇海 宙さん» ありがとうございます!!うれしいです!!まだ完結していませんが、よろしくお願いします!! (2020年3月23日 13時) (レス) id: fde802959e (このIDを非表示/違反報告)
皇海 宙(プロフ) - ワートリ大好きなんで、思うところがありました...。続きが気になるので、part2,3読んできますね!w (2020年3月23日 13時) (レス) id: 38af579ced (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 蘭さん» ありがとうございます!!そう言っていただけて嬉しいです!!更新頑張ります!! (2019年12月31日 13時) (レス) id: fde802959e (このIDを非表示/違反報告)
- 続き見たいです!凄い面白かったです! (2019年12月30日 23時) (レス) id: b5eb63bfb4 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - YUKARI♪さん» 見てくださってありがとうございます!!楽しんで見ていただけていたら幸いです!! (2019年11月23日 18時) (レス) id: fde802959e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:天(元れたす。) x他1人 | 作成日時:2019年9月14日 14時

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