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5・あたしは。 ページ5



あたしは、鷹野家の一人娘。

鷹野と言えば、一族で有力な華族だ。

毎夜のように社交会へ出掛ける従姉妹達を横目に私は一心に剣を振るった。


ーーーーーーひょろひょろした華族の次男坊も、野心溢れる生き遅れた男も、あたしには必要ない。

『あたしの相手はあたしが決める。それの何が悪いの?』

父にそう歯向かっていったのは、たしか10の時だ。


男顔負けの剣技を持っていたし、頭脳は人一倍秀で、口が達者だったのは折り紙付きだったから、父を説得し、泣く母をどうにか宥め、必死に止める親族の手を振り払いこの地ーー英国に来た。

英語は得意だったから、何とかこの地で剣を極めた。


その時仲良くなったのがターニャ・リヌス・ミケルスだった。

「 You are so cool!(あなたすっごくカッコイイわ!)」
と、いきなり言われた時、流石に慌てた。

「えっ、え?あたし?!」
自分を指差し首を傾けるとyes!と笑顔で答えてくれた。

「Are you a Japanese, right?(あなた日本の方よね?)」

「Yes!You right!(はい!あってますよ!)」

思わずこちらも笑顔になり、そう返すと、

「This is the edge of something!(何かの縁よ、これは!)」

ぎゅ、とあたしの手を握り

「I want to be friends with you!(あなたと友達になりたいわ!)」

と、言ってくれた。
「Me too!」
と、返したその後、仲良くなるのはあっという間だった。



が、楽しい時はすぐに終わってしまう。


本当に、その言葉どうりに。





ーーーーーーーーーーーーーーーーーー



英語、合ってますかね…?

間違っていたらすみません!

6・潜む暗闇に→←4・戯言と本音。



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菜雲(プロフ) - これからも、菜雲をよろしくお願いします。 (2018年4月7日 14時) (レス) id: 22316c2bb7 (このIDを非表示/違反報告)
菜雲(プロフ) - 厚かましくはありますが、菜雲の方で細々とですが、小説を書かせてもらっております。よろしければですが、そちらの方も見ていだだけると、光栄の限りです。応援してくれていた方、本当に申し訳ありませんでした。 (2018年4月7日 14時) (レス) id: 22316c2bb7 (このIDを非表示/違反報告)
菜雲(プロフ) - 続きを待ってくれていた方や、楽しみにしてくれていた方がいらっしゃる中、とても不甲斐なく思います。大変申し訳ありません。 (2018年4月7日 14時) (レス) id: 22316c2bb7 (このIDを非表示/違反報告)
菜雲(プロフ) - こんにちは、元・菜っぱ、現・菜雲です。《命を懸けて》は、パスを忘れたために続きが書けなくなってしまいました。 (2018年4月7日 14時) (レス) id: 22316c2bb7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:菜っぱ | 作成日時:2017年10月28日 16時

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