2・容易く屠る細い剣 ページ2
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「アクマかどうかなんて、切ってみりゃあ分かんだよ!」
六幻を発動させて斬りかかっていく。
この軌道は、切れる。
と、思っていたのも一瞬で、きぃんとした高い金属音でその斬撃は弾かれてしまう。
「!」
「?だ、あれ?」
なんと、腰に下げていたあの細っこい剣で六幻を受けたのだ。
「だあれ?あなたは、だあれ?」
たどたどしい英語は鈴のような声で語られた。
「神田、ユウ。」
ポロリと出た言葉に自分で瞠目しながら女を見やる。
「あたしは、ハルカ。しんゆ、をころした、ばかなおんな。」
あなたなら、あたしをころせるの?
うっそりと笑った顔に、狂気が滲んでいた。
ゾッとした次の瞬間、
「エエエエエク、エクソシストだァ♡おいしソウなのも、いいいるよォッ!」
きゃらきゃらと笑いながら、Lv.2のアクマがひょっこりと顔を出した。
「エクソシストはコーロセ♡おいしソウナノはごちそうニ!ねェ、みんなぁ、ソウでしょウ?」
みんなってまさか、こいつ…
予想通り、4体ものLv.2がいた。
「ちっ…、オイ女、下がってろよ。って、オイ!」
声をかけた瞬間、ふら、と女が歩いていく。
「アハハハハッ、喰われニ来たのカイ?」
じゃあ、コロしてアゲる!と、意気揚々と飛びかかっていったアクマを、
ーーーーーーいとも容易く、切り裂いた。
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菜雲(プロフ) - これからも、菜雲をよろしくお願いします。 (2018年4月7日 14時) (レス) id: 22316c2bb7 (このIDを非表示/違反報告)
菜雲(プロフ) - 厚かましくはありますが、菜雲の方で細々とですが、小説を書かせてもらっております。よろしければですが、そちらの方も見ていだだけると、光栄の限りです。応援してくれていた方、本当に申し訳ありませんでした。 (2018年4月7日 14時) (レス) id: 22316c2bb7 (このIDを非表示/違反報告)
菜雲(プロフ) - 続きを待ってくれていた方や、楽しみにしてくれていた方がいらっしゃる中、とても不甲斐なく思います。大変申し訳ありません。 (2018年4月7日 14時) (レス) id: 22316c2bb7 (このIDを非表示/違反報告)
菜雲(プロフ) - こんにちは、元・菜っぱ、現・菜雲です。《命を懸けて》は、パスを忘れたために続きが書けなくなってしまいました。 (2018年4月7日 14時) (レス) id: 22316c2bb7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:菜っぱ | 作成日時:2017年10月28日 16時