予言者? ページ15
エレンside
〜次の日〜
今日の姿勢制御訓練が終わり、ずっと気になっていた事をアルミンに聞いてみた
エレン「なぁアルミン」
アルミン「なに?」
エレン「どうしてあいつは俺が成功するってわかったんだろうな……」
昨日の夜、食堂を出てすぐに追いかけてきた奴がいた
そいつは俺に『明日は絶対に成功するから』と言った
アルミン「僕もそれは気になってた。僕の考えた限り2つの可能性が考えられる。」
エレン「2つの可能性?」
アルミン「1つ目はエレンを励ますために言った。でもこれでは、もしエレンが成功しなかったときの保証がない」
確かにアルミンの言う通りだ
俺が今日成功しなかったらあいつはただの嘘つきだ
アルミン「2つ目は別に僕の冗談だと受け取っていいよ。あり得ない話だけど……」
『彼女が今日の事を予言したっていう可能性』
エレン「は?」
予言?アルミンからそんなあり得ない話がでるとは思ってもみなかった
アルミン「前に読んだ本にあったんだ。異世界から急に現れた少女がいろんな事を予言するっていう物語が」
エレン「異世界ってなんだ?」
アルミン「異世界っていうのは僕達が今ここにいる世界とは違う世界のことだよ。」
エレン「でも、それは物語だろ?」
アルミン「だから僕の冗談だと受け取っていいって言ったんだ。実際にそんなことはあるわけないからね」
エレン「そうだよな!あるわけねぇもんな」
そんなことあるわけねぇ
『そんなのは物語の中だけでしか起こらないことなんだから』
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作者名:お団子丸 | 作成日時:2020年6月7日 12時