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ーもう無理。 ページ38

.





「‥‥‥‥‥」

「‥‥‥‥‥」




凍りつく空気が、耐えられない。
自ら発した言葉に、涙が込み上げる。

そのまま、逃げるように
喫煙所を飛び出した。







久々に聞いた
横尾さんの言葉に安心したら、

強がりの糸が全部
切れてしまったんだ。

溢れた涙は‥‥止まらない。








「あっ‥‥ごめん、な‥さい‥」

「いえ‥大丈夫です‥‥Aさんっ?」








誰にも顔向け出来ない程の涙で
下を向いて走っていて、
思いっきりぶつかったのは

‥玉森さんだった。







「‥‥‥‥」

「‥‥‥どうしたの‥?」








なんで、こんな時に
玉森さんなんだろう‥。








「‥‥‥‥」








いま、この状態で
彼の言葉攻めにあったら、
‥‥勝ち目はない。








「Aさん‥?‥‥もしかして‥」








ぶつかった反動で、
私の肩に触れていた
玉森さんの手に、
力が入った‥。







「‥‥っ、離して!!」







手を振り払って、
メイクルームへ駆け込んだ。





もう、これ以上‥‥

これ以上は‥無理だよ‥‥。







.

ー止まらない涙。→←ー本心じゃない。



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作者名:Miha | 作成日時:2014年11月19日 20時

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