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おまじない ページ41

「これでオーケー?」
いつもの服の上にフード付きのポンチョを着る
なにかがあった時走りやすいように、ヒールの靴ではなくペタンとしたブーツを履いた。
そんな私の横には変装したマルクル
相変わらず誰だかわからないな、ただのおじいちゃんだ

「しっかりフードは被って、なるべく目立たないように
でもこそこそし過ぎるのはよくない。ある程度堂々とした態度で行け。

あと後ろから僕はついて行くけど、なにが起こるかわからない。そんな時はマルクル、頼んだからね。
向こうはとんでもないことをするイカレ野郎だが魔法使いではない。落ち着いて対処すれば大丈夫。」
「はい!」

私には命令口調のくせにマルクルには優しく言い聞かせるハウル
もっと心配してくれていいんだぜ?なんか言ったら怒られるんだろうなぁ

「…殴るよ?」「すみませんでした」

そうだ、心がよめるんだったこの人




「じゃあ、行ってくるね。」

準備も終わり、ついに出発しようとした時、ハウルが「待って」と私を止めた
「ん?」
「…目、閉じて」
静かに言われ言う通りに目を閉じた。

ふわっといい匂いがしたかと思えば、ちゅっというリップ音とハウルの「おまじない…」という囁きが聞こえた。

「い、まっ…お、でこ…」

真っ赤になっているであろう私は目を見開いて前を見たけど、そこにハウルの姿は無く見覚えのある玄関のドアがあっただけ

戸惑ってマルクルをちらりとみると
「…?どうしたの?」とでも言いたげで

え、なに、やっぱり欧米風なんですか、これ普通なんですか

挨拶とかでもちゅっちゅっしちゃう文化なんですか?!

「…うぅん、行こっか」
キョトンとしているマルクルに声をかけ、私は歩き出した

…もうすでに疲れちゃったよ私

なんだっけ?→←ごめんなさい



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レイナ(プロフ) - 小悪魔*蓮華さん» かなり更新が遅くて申し訳ないです、こうやってコメントをいただけると涙が出そうになります。ゆっくりですがこれからもよろしくお願いします!コメントありがとうございます! (2018年7月17日 21時) (レス) id: c685055a5e (このIDを非表示/違反報告)
レイナ(プロフ) - カスタードプリンさん» うまうまてーいがうけてよかったです笑笑もうノリで書いていた時期なのでどうしてそれが浮かんだのかも思い出せないです私…コメントありがとうございます! (2018年7月17日 21時) (レス) id: c685055a5e (このIDを非表示/違反報告)
レイナ(プロフ) - 夏爾さん» ありがとうございます!かなり主人公ちゃん頭がこう…あれですよね笑楽観的に見えてすぐうじうじしちゃうなぁって自分でも思います笑前作から!嬉しいです!ありがとうございます! (2018年7月17日 21時) (レス) id: c685055a5e (このIDを非表示/違反報告)
小悪魔*蓮華(プロフ) - すんごい面白いです!執筆状態は簡潔になってますがまた更新してくれる日を待ってます! (2018年6月27日 11時) (レス) id: 08b259c883 (このIDを非表示/違反報告)
カスタードプリン(プロフ) - 「うまうまてーい」を何度も見てずっと爆笑してましたwこれからも頑張ってくださいwww (2018年5月20日 2時) (レス) id: 195311910f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レイナ | 作者ホームページ:http://uranai  
作成日時:2015年10月12日 12時

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