どうぞ死んできてください。【ハウルの動く城】

パーティー 4 ページ23

「そういえばマルクルは？」

「先に行ったよ」

「あ、そうなんだ

1人で大丈夫なの？」

「マルクルはパーティに慣れてる
毎年行ってるからね

だから大丈夫だよ」

ふーん、と聞いているとパーティの広場に着く

パーティと聞けば屋敷でやるイメージがあるけど国民たちほぼ全員が来るから広場でやるらしい



「すごい……」

キラキラ輝くドレスを着た人達

美味しそうな食べ物に綺麗な色のお酒

どこからか聞こえる優雅な音楽

まさにパーティそのもので感動する

おとぎ話の中に入ってきたみたい


「離れないでよ」

「うん！」


それからは美味しい食べ物を食べたりちょっと話しながら歩いたり

幸せな時間を過ごした

「あ、ハウル

ダンスやるって！」


「踊りたい？」


「まさか！踊れないもの


あ、見てみて！今あの女の人クルってまわった！綺麗！」

はしゃいでいると女の子が近づいてきた


「あの、私と踊って頂けませんか？」

綺麗な女の子は真っ赤になりながらドレスの裾を持ち上げてお辞儀をした


「…」

ちらりとわたしをみたハウル

あ、そうか

「私は大丈夫だよ、ここにいるから踊って来なよ！

せっかくのお誘いだよ！」


私ばかり楽しんじゃいけないし、綺麗な女の子からのお誘いを受けないのはだめだよね


「じゃあ、よろこんで」

「あ、ありがとうございますっ！」

手を取り合ってダンスの輪の中に入っていく2人はおとぎ話のお姫様と王子様のよう


「………ん〜なんだか、心が穏やかじゃ無いな」

ちょっとモヤモヤする


「……食べ物食べて忘れよ」


そう思って立ち上がった時だった




＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊


今日はここまでです

書きだめがなくなっていく……泣

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