どうぞ死んできてください。【ハウルの動く城】

パーティー 3 ページ22

「どーしよっかな」

タンスを開けてワンピースを見る


「あ、セーラー服…ここにしまったんだ…」


ふと目に入るセーラー服はひどく懐かしい気がした

「……今の生活、すごく楽しいよ」

優しく撫でて少し奥にしまう

感傷に浸ってる場合じゃ無いよね


「う〜ん


どれも可愛いけど…パーティだから

これ、かな」

ワンピースを買いに行った時、一つだけ外行きものを買ってもらった

淡いピンクのドレス

おへその上らへんに黒のリボンがあってちょっと生地がキラキラしている


私はスタイルに自信が無いし足が長いわけでも無い日本人の平均的なスタイル


だからあまり足が出ないように膝下のドレスを買ってもらった

ひらひらして無いけど色が淡いピンクだから大人っぽすぎず子供っぽすぎず


「うん、ドレスはいい感じ

でもこれじゃ薄着過ぎるよね」

白の薄いカーディガンを羽織って、


よし完璧


あとは髪か…どうしよう


「……ハーフアップで白いリボンとかかなぁ……」

ありきたりかもしれないけどしょうがない

ぱっぱと準備して鏡で全身を見る


最後にリップを塗ってハウルのところにかけて行った


「ごめんね！待たせ……た」

玄関近くにいたハウルも着替えたのか外行きものを着ていて


「無駄にかっこいいね……」

「無駄は余計だね

君は、まぁいいんじゃ無い？」


「あ、ありがとう」


ちょっと見惚れたのはナイショです






＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊


まだまだ続く

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