赤司様の妻なのに赤司家の恥晒し[赤司 征十郎]

花20輪 ページ45

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征十郎様へ

急に死んでしまいすいません。
でも私はこの赤司家に必要ありません。
海征も大きくなりました。
私の役目は終わりました。

征十郎様と結婚できて
私は幸せでした｡
子供が産まれたときは
愛を込めて育てようと思いました。
征十郎様は
私に沢山の希望をくれました。

でも、一緒に生活するにつれ
征十郎様が私をどう思っているか
わからなくなりました。
征十郎様は私を愛していない
そう思いました。
幸せだったのは私だけで
征十郎様にとっては子を産む道具
だったのでしょう？

これ以上生きていても迷惑になります。

だから私は死にました。

死ぬことも迷惑だったかも知れません。

でも死ぬことが最善策でした。

海征を愛してあげてくださいね。

征十郎様 愛しております。

13年間ありがとうございました｡


　 Aより
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

赤｢…っ
　 迷惑なんかじゃない！

　 精一杯生きて
　 俺を置いていくな!!

　 俺はお前を愛してたのに!!｣

愛を伝えられなかった、

俺のせいで死んだ

やだ

嫌だ

隣にいてくれ

赤｢俺にはもう…生きる資格なんてない｣

妻を殺した俺に

生きている価値はない


どうせならAと同じ場所で…

海｢お父様｣

赤｢海征!?｣

なぜ…

海｢死のうと思わないでください

　 お母様が亡くなって
　 悲しむ人を見たでしょう？

　 今 お父様が死んでも
　 悲しみを産むだけだ｣

赤｢そうだよな…すまない｣

海征に励まされるなんて…

海｢もう寝ましょう｣

赤｢そうだな おやすみ｣

海｢オヤスミナサイ｣

A…俺に何を望む？

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