赤司様の妻なのに赤司家の恥晒し[赤司 征十郎]

花９輪 ページ34

次の日

俺は朝早く仕事へ出た

日曜だが今日は仕事がある

早く帰るために


……Aが心配だな





早く仕事を終わらせて４時には家に帰った


そしたら玄関に海征が居た

海｢お帰りなさい

　 お母様がいないんですけど

　 朝早くから使用人はバタバタしてるし｣

赤｢ああ…明日のパーティーは
　Aも行くらしい

探すか｣



案の定

Aの部屋に居た

平均台の上でふらふらしてた

赤｢…何をしている｣

海｢あ、居た｣

『お帰り…』 ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

海｢…じゃあね｣

海征はどこかへ行った

怪しいな

『うあっ』 グラッ

危ないな

赤｢大丈夫か？｣

とっさにAを抱き上げた

『大…丈夫です』


赤｢変な落方をするな

　 あのまま落ちていたら
　 頭をぶつけていたよ｣

『はい…』

見てるこっちがドキドキする…

赤｢手本を見せよう｣

『え？

　出来るのですか!?』

赤｢出来る｣

やったことは無いが出来ないはずがない


ふらつく事なく終わった

『…』

何か言いたそうな顔をしているな

面白い顔

赤｢ほら、A乗れ｣

Aは大人しく平均台に乗った

乗っただけでぐらぐらしてる

赤｢下をみるな前をみろ｣

『はい』

そっと一歩踏み出すA

危ない

グラッ

『ひゃ…』

ギュッ

後ろから抱き付くように押さえた

『…すいません』

赤｢…はぁ…｣

なんでこんなに出来ないんだ？

赤｢手を握っててあげるから…ね？｣

心臓がもたない

Aに何かあったら…

『はい』

落ち着いたようすでゆっくりと歩く


『征十郎様!!渡れましたよ!』

赤｢ああ

　 じゃあ俺はあそこで後ろを向いて
　 待ってるから｣

平均台の端に行き後ろを向いた

だきついてくれるかな？


『征十郎様っ！』


後ろから抱きつかれた

赤｢ｸｽｯ)速かったね｣

『はいっ』

可愛いな

やっぱりパーティーに連れていきたくない…

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