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36話 ページ8

『どうしよう…』

私は今、迷子になっていた…。

事の成り行きは、数分前のこと…

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スウォンと私と数名の兵達で、阿波に来た。

ケイシュクによると、クムジがおこなっている人身売買をやめさせるべく、スウォンが直々に行くと言ったらしい。

ジュド「スウォン様、何故この様な者まで連れて来たのです?」

ジュド将軍の視線の先には、ハブシャが居た。

スウォン「ハブシャは頼りになる人ですよ」

ハブシャ「ジュド、お前より俺は役に立つ」

真顔でジュド将軍に言った。
しかしそれが、ジュド将軍に火をつけたようだ。

そして、スウォンがそれを止めに入ろうと馬から降りる。

私は馬に乗ったまま、様子を見ていた。

……だが、ジュド将軍がハブシャに殴りかかろうとした時、ジュド将軍の足が私の乗っている馬の足に引っかかった。

そして、驚いた馬はそのまま急発進!

みるみるうちに、スウォン一行から遠ざかるのでした。

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さすがに馬に乗ったままウロウロするわけにはいかないので、落ち着いた馬から降り、一人阿波の街を歩いていた。

すると、肩にリスを乗っけたお面の男に遭遇した。

『……どうも』

?「(ペコリ)」

その男は、無言で頭を下げる。

私は、スウォンを探しに再び歩き始めた。

しかし…何故か先ほどのお面の男につけられている…。

…なんか、ヤバイ!?


逃げ回ること、数十分…

『つ、疲れた…』

私は座り込んだ。
それと同時に、お面男が近ずく…

もうダメだと思い、強く目を閉じた。

しかし……



フワッ



その衝撃は痛みではなく、優しく横抱きにされたものだった。

?「大丈夫…心配しないで…」

『…ぅん。…貴方、名前は?』

?「…シンア」

シンア…いい名前…月の光という意味ね。

シンア「…名前。……ヨナから貰った」



ヨナから貰った…??

ヨナ!?


『シンア、ヨナの居場所知ってるの!?』

シンア「知ってる……」





『私をヨナの所へ連れて行って』




シンアは頷き、私を横抱きにしたまま歩き始めた。

『ねぇ、シンア。貴方もしかして青龍?』

シンア「(ビクッ)」

37話→←35.5話 そのころ…



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fruit - スウォンは、どうなったんですか? (2021年8月15日 2時) (レス) id: 80d0b24791 (このIDを非表示/違反報告)
太田中 - スウォン(⊃`∀´⊂) (2017年5月1日 5時) (レス) id: 612ce416c0 (このIDを非表示/違反報告)
戌神(プロフ) - スウォンwww (2017年3月27日 15時) (レス) id: 43ea1fc3b1 (このIDを非表示/違反報告)
ノア - 最後スウォンが気になりますが…。凄く面白かったです(*'▽'*) (2016年5月10日 18時) (レス) id: 244a9211b5 (このIDを非表示/違反報告)
雪那 - ………えっスウォンどうなった? (2016年3月6日 23時) (レス) id: f5a37e40a1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:氷麗 | 作成日時:2015年4月1日 12時

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