55 ページ6
.
突然やって来て、不機嫌オーラまき散らして
ぱくぱくケーキ食べて、さっさと帰ってった涼介。
忙しいのは分かるけど…こんな隙間時間にわざわざ来なくてもいいんじゃないの？
本人はどう思ってるか知らないけど、こっちは全然落ち着かない。
侑李だって、まだ来てないのに…
そんなに急いで来なくったって。
…ま、いっか。
帰りはすっかり機嫌直ってたし。
.
.
夜、家に帰って言われた通りに野菜を洗った。
とりあえず、ここまでやって涼介が来るのを待つ。
何となくこだわりありそうで、勝手に切ったら文句言われそうで。
.
涼介「皮は剥くなよ。そのまま使う。」
「はーい。」
…良かった、待ってて。
私、普通に皮剥いて切る派だもん。
昼間言ってた通り、涼介は仕事が終わるとすぐにウチに来た。
チャイムが鳴ってドアを開けたら、真っ直ぐキッチンに向かってって、当たり前のように私のエプロンを付けて料理開始。
遅い時間を気にしてるのか、それともただ張り切ってるのか･･･本当、手際がいい。
涼介「圧力鍋あるじゃん！」
「一応ね。」
涼介「こりゃ楽勝だな！」
.
洗い物をして少ししたら、ポトフが完成。
圧力鍋の蓋を開けたら蒸気が上がってきて、涼介の顔が一瞬見えなくなった。
涼介「うまそーー！」
「早く食べよ。」
涼介「慌てんなよ。」
お鍋を挟んで笑い合うなんて、何て言うか…家に彼氏が来てるみたい？
…。
いやいやいや…違う。
涼介は、亜哉子さんに会いに来た時、こんな感じじゃなかったし。
もっとカッコつけてた気がする。
涼介「あっつ！熱いっ！」
「あー…もう、うるさいな…。大袈裟なんだってば。出さないでよ。」
涼介「うるさいって何だよ。熱かったんだって！水、水、ちょーだいっ！」
「ハイハイハイ…。」
子供か。
口に入れたジャガイモが予想以上に熱かったらしく、慌てて口からポロリ。
やっぱりこれって、女として認識してないから出来る事なんだよねー…寂しいけど。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 259人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あこ(プロフ) - 再開楽しみにしています！！！ (2018年2月8日 19時) (
レス) id: 105c11924c (このIDを非表示/違反報告)
きょんふぁ(プロフ) - あこさん» ありがとうございます( *´艸｀)更新止まってて申し訳ないです。一応続き書く予定にはしてますので再開したらよろしくお願いします☆ (2018年2月8日 16時) (レス) id: 782f9227dc (このIDを非表示/違反報告)
あこ(プロフ) - この作品大好きです！！続きとても気になります！ (2018年2月7日 23時) (レス) id: 105c11924c (このIDを非表示/違反報告)
きょんふぁ(プロフ) - あいさん» ありがとうございます(*´∀｀)滞ってますが、頑張ります！ (2017年12月20日 10時) (レス) id: fd52a08e50 (このIDを非表示/違反報告)
あい - 続き楽しみです！ (2017年12月18日 18時) (レス) id: 2009f0790d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：きょんふぁ
| 作成日時：2017年11月20日 23時
