53 ページ4
side ryosuke
.
コートを少し捲り時計を見たら午前2時。
…。
めっちゃ寒いんですけど。
身を縮こまらせながら手を上げタクシーを止める。
乗り込みドアが閉まると暖かさにホッとして、組んでた腕を解いた。
泊まってけば？
もう遅いし。
明日オフなんでしょ？
朝帰ったらいいじゃん。
そんな言葉を期待しつつ、玄関でのらりくらり。
…まー…そりゃそうか。
至極当然の対応、ではある。
.
Aの部屋は想像してた通り。
亜哉子さんを思い出させるようなものがチラホラ見え隠れ。
本棚には布が被されてたけど、惜しいんだよなー…レース地だから目を凝らしたら中が見えちゃうんだ。
多分俺が来るからって慌てて隠したつもりなんだろうけど、中には亜哉子さんの書いた本がズラリと並んでた。
あえて聞き流して突っ込まなかったけど、あの大量の野菜だって亜哉子さんに押し付けられたんだろうし。
…そうだ、A。
これから仕事、どうするんだろう。
.
.
数日後、メンバーと一緒に早朝からロケへ。
寒いし眠いしテンション上がらない…。
移動中は当然爆睡。
…の、はずだったんだけど。
侑李「…で、どうだったの？…うん。うん…そっか、良かったね。」
真後ろの席から、知念の電話してる声が聞こえてきた。
声のボリュームは相当絞ってるんだろうけど、一旦気になり始めたら眠れなくて。
別に聞いてやろうなんてつもりは無かったんだけど…。
侑李「僕、最初っから大丈夫だって言ってたでしょ。マスター、Aの事気に入ってたんだもん。ワガママも聞いてくれるよ。」
…。
A？？
侑李「いつから入るの？…うん、うん…分かった。時間が合えば覗きに行くよ。」
知念の口からAの名前を聞いちゃって、完全に目が覚めてしまった。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 259人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あこ(プロフ) - 再開楽しみにしています！！！ (2018年2月8日 19時) (
レス) id: 105c11924c (このIDを非表示/違反報告)
きょんふぁ(プロフ) - あこさん» ありがとうございます( *´艸｀)更新止まってて申し訳ないです。一応続き書く予定にはしてますので再開したらよろしくお願いします☆ (2018年2月8日 16時) (レス) id: 782f9227dc (このIDを非表示/違反報告)
あこ(プロフ) - この作品大好きです！！続きとても気になります！ (2018年2月7日 23時) (レス) id: 105c11924c (このIDを非表示/違反報告)
きょんふぁ(プロフ) - あいさん» ありがとうございます(*´∀｀)滞ってますが、頑張ります！ (2017年12月20日 10時) (レス) id: fd52a08e50 (このIDを非表示/違反報告)
あい - 続き楽しみです！ (2017年12月18日 18時) (レス) id: 2009f0790d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：きょんふぁ
| 作成日時：2017年11月20日 23時
