＃３７ 弱い ページ38
ーside shoー
今回のスペシャルはすっげ〜楽しい
そんなに気を使う相手もいないからだ
なんたって対戦相手がメンバーだけなんだからさ
色々なゲームを進めていくうちに、テンションも高めになる
基本的に進行の締め役の多い俺だから、プロデューサーやなんかとの打ち合わせをしつつ番組を進める
そんな中でも、新しいゲームに5人が揃うと自ずと…笑いながら観客なんか気にも留めずにリハに挑めた
雅「これ楽しくない！？」
智「んふふ」
和「結構燃えるね？」
潤「俺一番飛んでるよ」
翔「松潤すっげ〜よ(笑)」
吹き矢を使って、飛んでいく風船を割るってゲーム
自分の色に向かって吹き矢を吹くんだけど…
翔「…っ！」
一瞬、矢が指に刺さって思わず顔をしかめた
だけどもうすぐにそのまま本番で、一瞬だけにじみ出た血をペロって舐めて…ゲームに挑んだ
と…それが終わった時だった
＊
「あ、あのっ…」
翔「…え、俺？」
「これ…」
翔「え？」
「どうぞ…」
一度片づけるからとスタジオから掃ける瞬間だった
俺にそっと…友田さんが絆創膏を渡してきた
翔「え、何で？」
「一応貼っておいたほうがいいですよ？」
翔「あ、うん…ってじゃなくて！」
「なんで知ってんの？」って聞こうとしたときにはもうぺこりと頭を下げて立ち去ってしまった
翔「…」
和「あ〜…翔ちゃんやられたね(笑)」
雅「え？」
和「ああいうことされんの弱いじゃん？」
雅「…あぁ(笑)」
そう…俺目立たないようなとこまで見てくれてたんだって感じ…
弱いんだよね
もう一度立ち去った背中を眺めて…
心の中でお礼を呟いて、俺はもう血なんて大して出てないその指に、もらった絆創膏を貼った
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1079人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
嵐☆ピカンチ - 初めまして（≧∇≦）とっても面白いです（≧∇≦）続きがめっちゃ楽しみです（≧∇≦）更新頑張ってください(^O^)野球大会はどうでした ？めっちゃカッコいいですよね（≧∇≦）TVのワイドショーで見てました☆ (2016年4月18日 0時) (
レス) id: 1cd24c1e0a (このIDを非表示/違反報告)
さくらさく(プロフ) - 天音さん» コメントありがとうございます。頑張ります (2016年3月1日 9時) (レス) id: db35f12c0b (このIDを非表示/違反報告)
天音(プロフ) - はじめまして！天音っていいます！続き楽しみに待っています！ (2016年2月17日 1時) (レス) id: 27d89b2f1b (このIDを非表示/違反報告)
さくらさく(プロフ) - エミさん» ありがとうございます。がんばります(*^^*) (2016年1月30日 9時) (レス) id: db35f12c0b (このIDを非表示/違反報告)
エミ(プロフ) - はじめまして！続き楽しみにしています！！ (2016年1月12日 0時) (レス) id: 6a33be5b79 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：さくらさく
| 作成日時：2016年1月12日 0時
