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辻乘 Side
辻乘「っ………龍…ノ介…?」
目覚めると、私の膝辺りで気持ち良さそうに眠っていた
ずっと、私が起きるまで待っていてくれたのだろうか
辻乘「龍ノ介……ごめんね……」
私は器用にベッドから抜け出して補修室を後にした
辻乘「異能力………って一体……」
異能力、それが一体どんなモノなのか………
気になる…………
辻乘「っあ、」
ぼーっとしていると、階段を踏み外してしまった
辻乘(このままだと、頭を打って大怪我だ……)
私はぎゅっと目を瞑った
サッ
すると、カラダを誰かに支えられた……もっと的確に言うならば、お姫様抱っこをされている様な…………
辻乘(この匂い……)
心が落ち着くようなゆったりとした優しい匂い………だけど、少し煙の匂いが混じった……
辻乘「なンだ……起きたなら、声くらいかけてよ」
芥川「遥は、未だ体調が良いとは言い難いからね……」
辻乘「もう、大丈夫さ。それより、司書ちゃん見なかった?」
司書ちゃんなら……”ナニ”か知っている気がした
芥川「 A さん? A さんなら、司書室に居ると思うよ。でも……」
でも?
辻乘「な、な、なに?……」
芥川「 A さんと話し終わったら必ず補修室に戻る、分かったかい?」
辻乘「あー、はいはい 分かってる 分かってる」
芥川「本当に戻っててよ?……何時、また起きるかわからないんだから……」
あれ?龍ノ介って、こんなにも過保護だったっけ?……
いや、早く司書ちゃんの処へ急ごう
聞くのもだけど、謝らなくちゃ………
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いちご牛乳二世 - いえいえ、ここまで続けられたのもハイドさんやミレーさん、りんさん、等の皆様のおかげです!ありがとうございます! (2020年4月18日 15時) (レス) id: a4dbc11bd9 (このIDを非表示/違反報告)
ハイド - 続編おめでとうございます! (2020年4月18日 11時) (レス) id: 939615412e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Strawberry tarte x他2人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/91a0cd23331/
作成日時:2020年4月17日 15時