文豪×文豪の奇妙な館

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辻乘 Side






???「俺、太宰 治です！聞いたことくらいはありますか？」









辻乘「あ、嗚呼 斜陽 や 走れメロス、人間失格 等 を書かれているあの太宰治さんですね。




読みましたよ、とても味があり、楽しめました」









太宰「よ、読んでくれていたのですか！！」









辻乘「う、うん……」









太宰くん、凄くグイグイくるね……









顔が近いよ









辻乘「あ、すみません。少し、用事を思い出したので……では、また！」









私は中庭へ、走った









_______ 中庭 _______









辻乘「龍之介！探したぞ！って……」









辻乘「やっぱり、司書ちゃんとデキていたんだな！」









視線の先には………









髪をといている龍ノ介が居た









芥川「な、何を急に言っているんだい！？ 僕はただ、 A さんの髪をとかしているだけだよ」









しかも！名前で呼んじゃってるし……









辻乘「龍之介のバカ！アホ！トンチンカン！女たらし！太宰と一緒だ！その長い髪の毛根全て死んで禿げてしまえ！」









すると、瞳から雫がポタポタと、気づけば雫が滝の様に止まらないモノとなっていた









こんな恥ずかしい姿……と思いその場から全速力で走って自室の鍵を閉め、閉じ籠った

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