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『お前は別に腹立たねェ』
『男ならドッペルゲンガー並って言われてるくらい似てんのに？』
『あぁ。なんか…お前といるのは落ち着く』
『それわかる。
晋助の隣は落ち着くんだよね。銀時の次くらいに』
『それは腹立つ』
ハマリ合うからこそ、二人は惹かれました
本能がお互いに惹かれていたのです
だからAと高杉は知らず知らずのうちに、互いに片思いをしました
気づいてはおらずとも、かつて鬼と呼ばれた者は誰かを護ることだけでなく誰かを愛することを知りました
しかしあまりにも近くに存在しすぎたが故に二人はその感情が何なのか気づかず時は流れ、そうして突然事件は起こる
ある日の夜のこと
いつもと変わらぬ夜だったはずなのに、そいつらは突然現れた
傘をかぶり錫杖を手にした独特な格好をした奴らが現れ、松陽を捕らえたのです
当然大人しくやられる弟子たちではありません
彼らは激しく抵抗しけれど無勢に多勢
奴らは大人である上に戦闘のプロでした
そんな奴らに子供が抗えるわけもなく、高杉と桂はすぐに気絶させられ、双子も応戦し数人は殺せたが銀時もAもすぐに押さえつけられてしまいました
そうしてAたちもまた捕らえられたのです
引きずるように外に出されれば、同じ服を着た連中がまだおり彼らは言った
「幕命により、吉田松陽を捕縛する」と
松陽はなんの抵抗することなく、それを静かに受け入れました
『松陽ッ！！！』
『行くなよ松陽！！！』
『大人しく私は行きますから、この子らには絶対に手を出さないでいただきたい』
罪人のように双子は座らされ、大人しく彼が連れていかれるのを見るしかありませんでした
元よりAたちには興味などなかった連中は無抵抗な松陽の条件を呑みました
けれど連中は、吉田松陽という者の存在を消すかのように寺子屋に火を放ったのです
『て、寺子屋が……』
Aの口からポツリと出た言葉
徐々に火の手に勢いが増し、ゴウゴウと燃え盛る
『やめてっ、松陽を離せっ！！！』
『松陽が何したってんだ！！！』
『黙れ』
『『グッ！』』
『手は出さないと条件を呑んだはずでしょう。
その双子から、手を離してください』
離された手の代わりに、いくつもの錫杖が双子の首に当てられていた
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江(プロフ) - Milkさん» コメントありがとうございます！好きと言っていただけて凄く嬉しいです！これからも愛読よろしくお願いします！！ (2020年5月8日 12時) (
レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
Milk - 初コメ失礼します！！本当に本当にこの小説すごく好きです…！！ (2020年5月4日 15時) (レス) id: b976b329cf (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - 白狼龍さん» ありがとうございます！更新頑張りますね！ (2020年5月1日 16時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - ☆ねこ☆ねこ☆さん» コメありがとうございます！これからもハラハラドキドキしちゃってください！ (2020年5月1日 16時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
白狼龍 - 面白かったです！ とても続きが気になります(*´∇｀*) (2020年4月26日 22時) (レス) id: b10076b070 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：江
| 作成日時：2020年3月13日 16時
