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女の幸せ ページ31

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攘夷戦争に参加することにした双子は自分たちで義勇軍を作ると、双子の圧倒的なその強さに多くの攘夷志士が集まりました

その中にはかつての門下生たちも多くいました

体が大人へと変わる中、なんの躊躇いもなく戦争に身を投じました

彼らにあるのは師を連れていかれた時に心に決めた事だけ

師を、連れ戻す

ただそれだけでした

双子は個人で戦争に参加するつもりでしたが別れた数年後に再会した桂も戦うと言いました

当然、桂は言うまでもなく双子の作った義勇軍に入りました

子供の頃から変わらぬその頭脳と双子と共に切磋琢磨し身につけた剣術はやはり他の攘夷志士とは次元が異なった為、彼もまた双子と同じように隊長を務めることになったのです

桂と再会した次の年に高杉とも再会し、彼は双子たちとは異なる鬼兵隊なる部隊を自分で作り上げておりました

総督をする高杉は昔のよしみ、そして目的が同じである銀時たちと行動を共にするのでした





戦争に参加し、彼らの長知れ渡り始めた頃、地方から援軍がやって来ました

彼の名は坂本辰馬

彼はこの世界で言う、坂本龍馬でありました





『…あれが南海の援軍、"桂浜の龍" 坂本辰馬か』

『桂浜じゃない桂だ』

『いやおめーじゃねぇよ』

『誰もてめーの話はしてねェ。
……俺と同じツッコミすんなA』

『私が先にツッ込んだんだ。お前が真似すんな』



互いに憎まれ口を叩くものの、二人の間には昔とは異なる空気がありました

当然ながら、数年前に再会した二人

それは昔知らず知らずに恋をしていた同士の再会でした

二人はあの日あんな別れをしたものの、お互いへの恋心は消えることはなく、離れていた数年間でお互いにその気持ちに気づいていました

これがどんな感情なのか、これがどんな欲求なのか

分かっているからこそ再会出来たことを喜ばしく思いました

なんせ彼らは、いつ散るかもわからぬ命だから




『なかなかのツラ構えだ』

『ツラじゃない桂だ』

『誰もてめーの話はしてねェ』

『自意識過剰かお前』




海岸にてその援軍を待ち構える彼らはまっすぐ彼らのいる場所へ向かってくる船を見つめていた




『いきなり軍船に乗ってご登場とは噂通り大した後ろだてを持ってるらしい。
気に食わねェ』

『『?』』

『銀時?』

『ボンボンとは気が合わねェ』



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(プロフ) - Milkさん» コメントありがとうございます!好きと言っていただけて凄く嬉しいです!これからも愛読よろしくお願いします!! (2020年5月8日 12時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
Milk - 初コメ失礼します!!本当に本当にこの小説すごく好きです…!! (2020年5月4日 15時) (レス) id: b976b329cf (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 白狼龍さん» ありがとうございます!更新頑張りますね! (2020年5月1日 16時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ☆ねこ☆ねこ☆さん» コメありがとうございます!これからもハラハラドキドキしちゃってください! (2020年5月1日 16時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
白狼龍 - 面白かったです! とても続きが気になります(*´∇`*) (2020年4月26日 22時) (レス) id: b10076b070 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年3月13日 16時

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