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たった一人を捕まえるためだけに随分な人数である
『役人の足止めぐらい、たやすかろう』
高杉と桂は役人を見据えるも、ふと聞こえた声に驚く
『名門の二人？笑わせるな。ほらA笑え』
『なんつー無茶ぶり』
『『！！』』
ハッとしながら声のした方を見れば、そこに居たのは夜だというのにやけにはっきりと見える白銀の髪をした二人
Aと銀時だった
『国家転覆を狙う反乱分子を教育する悪の巣。
松下村塾の悪ガキ四人の間違いだろ。さぁ笑えA』
『いやだから無茶ぶり』
『！！お前らは…！！
何故ここに！！逃げろと言ったはず』
『そりゃ松陽の話だろ。
なんで俺らまで逃げなきゃならねェ。
それに学校サボり方から夜遊びまで覚えたんだ。
もうテメーら立派なウチの門下だ』
『あと私たちやるから退いて良いよ』
『そうそう、どうせ俺ら双子と松陽は流れ者だ。
居場所なんざどうにでもなる。だがお前らは違う。
これ以上関わったら戻れなくなるぞ。
士籍を失いてーのか』
相変わらずやる気のなさそうな双子だが、高杉たちを思っての行動であることは誰もがわかった
『……戻る場所なんぞあったらハナからこんな所に来ねェ』
『お婆が死んでから既に天涯孤独の身。
元より、この身を案ずる者などいない』
四人は、並んで歩き出す
『何より士籍などという肩書きが必要なものにはもうなる気はない』
『もしそんなもんがあんなら誰に与えられるでもねェ。
この眼で見つけ、この手で掴む』
『………そうか
…じゃあもう何も言わねェ。よしA笑え』
『ぶっ飛ばすぞ銀』
役人たちは、彼らに気づきその歩みを止めた
当然役人たちはこんな夜更けに出歩く童たちを不審に思い、どこの家かを聞こうとするもその童達は木刀を構えた
『松下村塾。吉田松陽が弟子 坂田銀時』
『同じく坂田A』
『同じく桂小太郎』
『同じく高杉晋助』
『『『『参る！！！！』』』』
四人は役人共に突っ込んで行った
『なっ、なんだこのガキども』
『抜かないでください』
『！！』
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江(プロフ) - Milkさん» コメントありがとうございます！好きと言っていただけて凄く嬉しいです！これからも愛読よろしくお願いします！！ (2020年5月8日 12時) (
レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
Milk - 初コメ失礼します！！本当に本当にこの小説すごく好きです…！！ (2020年5月4日 15時) (レス) id: b976b329cf (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - 白狼龍さん» ありがとうございます！更新頑張りますね！ (2020年5月1日 16時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - ☆ねこ☆ねこ☆さん» コメありがとうございます！これからもハラハラドキドキしちゃってください！ (2020年5月1日 16時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
白狼龍 - 面白かったです！ とても続きが気になります(*´∇｀*) (2020年4月26日 22時) (レス) id: b10076b070 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：江
| 作成日時：2020年3月13日 16時
