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「ハー!面白い!中々ですよこれは!
でも今は貴方の話をする時間はありません。
とりあえず死にたくない人は今すぐこちらへ来なさい。
Aさんに焼き殺されますよ?」



メフィストの目は、愉快であるといっていた
彼からすれば自分たちが死のうが別に構いやしない、だが一応注意だけした、という感じなのだろう
彼らは渋りつつもメフィストの指示に従い、Aの場所から随分と離れる



「アマイモン、折れ」

「はい」



無遠慮に抜かれたAの剣
そうすることでAの体に炎が宿ったが、アマイモンはそのAを見ることなく、そしてなんの躊躇いもなくその剣をボキッとまるで菓子を折るかのように折った

すると、すぐにではないが徐々にAの体から炎が溢れ出す



「見てください兄上。あの青い炎が溢れ出てくる」

「ああ。…………美しいな」

「はい。父上のあの青い炎がこんなに」





「あ、ああああああっ!!痛い、痛い……!」



Aは己の炎に焼かれ、苦しみの声を上げていた
炎の力は弱まるどころか強まっていき、随分と離れているこの場所でさえも時折爆発するように膨れる炎で風圧を感じるほど



「ちょ、Aくん本当にこれ大丈夫なんスか!!?」

「さあ?知りませんよ」

「あァ!?テメェ今なんて言った!?」

「お、おい!Aの身体が黒ずんでいってるんだゾ!!?」

「おっと。困りましたね。肉体が壊死し始めた」



レオナは、ラギーたちの手を振り払いメフィストの胸ぐらを掴み牙を見せて睨みつけた



「Aを殺しやがったら、俺がお前を殺す!!!」

「君ごときで私を殺せるわけないじゃないですか。
アマイモン、燐くんの時はどうでしたか?」

「リンの時も体は壊死し始めたけど、大丈夫でしたよ。
心臓が体に戻った時肉体が全て回復してました」

「と、言うことらしいです。とりあえず見守りましょう」

「ガルルルル」



火が辺りを覆っていたのが、収まった
それを見て、レオナはメフィストを離し、彼ら全員がAの方を見る
そしてよく見てみると焼死体のようになったAの元へ降りてゆく変に光ったもの



「まさか、あれが…」

「彼女の心臓ですね」



ゆっくりとそれはAの身体に飲まれ、焼き焦げた身体が胸を中心にシュゥゥゥという音を立てて白い肌へと戻っていった



「A」



レオナは小さくAの名を呼び、彼らはみなただAの身を案じた


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(プロフ) - 名無し13705号さん» ありがとうございます!更新頑張りますね^^* (2020年7月7日 16時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - みおさん» たまには青エクの話入れないとクロスオーバーにならないと思いまして笑 泣き止んでくださいな笑笑 (2020年7月7日 16時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
名無し13705号(プロフ) - 今後の展開楽しみです!体に気をつけて頑張ってください!更新待ってます! (2020年7月6日 23時) (レス) id: 33de3eef08 (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - 獅郎のことが出てきて、最近の話も出てきて、もう泣きそうです!嘘です、泣いてます…!! (2020年7月6日 18時) (レス) id: e5923a196b (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 哭狼さん» いえいえ、お気になさらず!大丈夫ですよ(*^^*) きっとこうしてヒロインは事実上の奥さんになっていくんでしょうかね笑 (2020年7月2日 16時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年6月30日 17時

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