芥川しゃんが大好きすぎる芥川愛し隊の狂気的で充実した毎日。

３８，しょたがれ、やつがれに戻る。 ページ38

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「これの何が楽しいのですか、なかはらさん」




　本当は白いウェディングドレスを着せたかった中原。しかしここは欲に買って、紺色のショートパンツを履かせている(もちろんレースは使われてるしスカートのような見た目ではあるが)。



　何が楽しいかって愚問だな、と中原は笑って小さな芥川の頭をくしゃくしゃと撫でた。




「手前の小さい頃ってこんなに小さかったんだな」




　撫でられるのが気持ちよかったのか、芥川は少し目を細める。それが猫の仕草のようで中原は思わず生唾を飲み込んだ。




「なななななななっ、何してるんですか中原さんっ！！」




　そんな幸せな時間も束の間、異能者の足取りを捉えた樋口が執務室に入ってきた。


　勿論樋口は芥川のフリフリでフリフリのフリフリなものを着ているのを生で見れたものだから鼻血を吹いて倒れる他ない。




「ひ、ひぐち！？」




　何が起こった、病気か？と芥川はぺたぺたと樋口に駆け寄る。その動作の天使っぷりにまた負傷する樋口。




「あっ、あくた、がわ、先輩っ！我が人生に、一片の悔いなしッ！！」


「今ティッシュを持ってくる。しばしまっていろ」




　そして軽い身なりで執務室を出ていけば、恐らくあの黒服達の悲鳴が聞こえる。そりゃあ、あの凶悪殺人犯があんな愛くるしい姿で駆けていれば尚更だ。




「大丈夫、ですっ！先輩っ！私は芥川先輩の花嫁姿をもう見れた気がします…！！」




　訳の分からぬことを樋口の鼻をつまむ芥川(天使)。待って、先輩、可愛い、と樋口の目が中原に訴えている。




「それでひぐち。やつがれをこの様な姿にしたいのうしゃは？」


「それがっ、既に先輩が仕留めていた奴のようでっ…！あの探偵社員に頼むしか…！」




　太宰さん…！と芥川の目がキラキラと少し輝く。その仕草に今度こそ樋口は倒れるのだった。



(まだ続きます)



＊＊＊


　もういいです新作作ります(←

　今はBLですが、次はやっぱり夢小説にします。掛け持ち……初の掛け持ち…。

　そろそろネタやストーリーが出来てくるころなので頑張っています。

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